感染管理を学ぶ
2019.06.13(木)
感染管理を学ぶ 千寿製薬:迫田さんによる勉強会
感染管理とは受診から入院、そして退院(退院後)まで、患者・病院職員を病院感染から守るための管理体制のこと。
感染管理はなぜ必要なのか?
病院や医療機関という環境は病気を治療する場所であるが、様々な病原体に感染した患者さんが集まってくる場所でもある。
感染源となる患者と、免疫力・抵抗力・体力の衰えた患者さんが同一施設内にいるため、感染しやすい状況ができている。
患者さんは病気や怪我を治すために入院したにも関わらず、別の病気に感染してしまい、重症化し、時には命さえ落としてしまうという事態が起こりうる。
感染管理の目的
病院感染を制御することは患者さんへ提供される医療の質を高めることになる。
以前、大学病院で院内感染が起こり、一ヶ月間病棟を封鎖したことがあった。
眼科においては流行性角結膜炎がその例であり、感染管理の徹底が必要とされる。
流行性角結膜炎は接触することで感染する病気です。
院内では患者さんが使用した医療器具やドアノブなど環境表面の汚染が医療スタッフなどの手を介して患者さんに接触することで伝播するため注意しなければならない。
当院では充血の患者さんの感染管理は徹底しているが、本日再度、学ぶことでより一層の理解を得ることができた。
当院での感染管理
・充血・目やにのある患者さんは専用の席へご案内
・感染を起こすかもしれない病気である旨を説明する(当院オリジナルのチラシを配布し当院の治療方針を理解してもらう)
・視力検査や医療機器を使用した検査は基本せず、医師の診察のみを行う
・待合の間、トイレ等を使用した場合は使用後スタッフが速やかに消毒
・検査でEKCと診断された場合、着席に使用したイスは一定期間(一週間以上)隔離し、使用しない
当院の方針は以下の通り