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エイベリス点眼液についての解説

エイベリス点眼液についての効能、副作用、使用方法などを説明します。

作用機序

眼球は一定の固さを保っています。これを眼圧と言います。緑内障進行予防には眼圧を下げることが現在唯一の方法です。

 

眼圧を下げるには?

①眼内の水(房水と言います)の排出を促進する方法

(眼内の房水排出路には2つの系統があります。ひとつは線維柱帯流出路、もう一つはぶどう膜、強膜流出路です)

②房水の産生を抑制する方法

エイベリス点眼液は線維柱帯流出路及びぶどう膜、強膜流出路の2系統を介した房水流出を促進することにより眼圧を低下させます。

また、エイベリス点眼液はプロスタグランジン系(PG系)の薬剤でキサラタンなどと近い構造のため、眼圧下降作用はキサラタンとほぼ同程度で良好と言えます。

 

副作用

全身的な副作用はありません(一部の緑内障点眼では心血管系疾患の方や喘息の方には不適です)

また、他のPG系の薬剤のように点眼をしばらく継続していると生じてくる目の周囲の色素沈着やまつ毛が増加して長くなる、眼球の周囲のくぼみが深くなる等の心配もありません。

 

注意すべき点

点眼後、短時間ではありますが、充血するため充血の気になる方は点眼の時間帯を夜間にすると良いでしょう。

また、目に炎症を生じている患者さんでは目の炎症が増悪してしまうリスクがあります。

白内障の術後の患者さんでは目の奥の視力の中心となる部位(黄斑部と言います)が腫れてしまって視力低下につながることもあるため使用は控えた方が良いでしょう。

 

以上から、若い方や女性、片眼のみの点眼利用の患者さん、喘息や心血管系の持病のある方には第一選択となりうる点眼剤と言えるでしょう。

 

使用方法

一日一回点眼します。

時間帯はいつでもOKですが、充血が気になる方は夜間をおすすめします。

 

保管

冷蔵庫ですが、開封後は専用の遮光用袋に入れて室温でかまいません。一ヶ月以内の使用をお願いします。

 

点眼方法

点眼直後は約30秒から1分位目をつぶって軽く目頭を押さえていただくと眼内への吸収が良くなり効果が上がります。

 

注意点

・現在のところ他のPG系点眼剤との併用は推奨されておりません

・目のまわりがかぶれやすい方は点眼後目を閉じて1分位たった後、目の周りを水道水で軽く洗うといいでしょう

・ソフトコンタクトレンズを使用されている方はコンタクトを外してから10分以上経過してから点眼してください

・妊婦、授乳婦、小児での使用は必ず眼科主治医に相談しましょう

 

エイベリス点眼薬について

緑内障における平均眼圧、目標眼圧についてのお話

黄斑疾患セミナー(加齢黄斑変性)

スタッフ勉強会 iDeCoについて

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