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甲状腺眼症(バセドー病)

概要

バセドー病は日常外来で時々見かける病気で重要です。軽症では目の鈍痛(重い痛み)や圧迫感、乾燥感、充血、目のぼやけなどを訴えます。比較的若い女性から中年女性に多く甲状腺ホルモンの分泌が増加することによって脈が速くなったり体重が減少する、汗をかきやすくなる、イライラするなどの更年期障害に似た症状があります。病状が進行するにつれ眼球突出(目が出てくる)が強くなったり、複視(ものが二つに見える)などの症状が出てくることがあります。また、目を動かす筋肉が腫れてくるため眼球が圧迫されて眼圧(目の硬さ)が上昇してくることもあるため注意が必要です。

原因

甲状腺ホルモンを分泌するような自己抗体によって甲状腺ホルモンの分泌が増加した状態です。

症状

  • 脈が速くなる
  • 体重が減少する
  • 汗をかきやすくなる
  • イライラする
  • 目が出てくる
  • 複視(ものが二つに見える)
  • ご高齢の方では心房細動のリスクもあります

検査

甲状腺ホルモン、甲状腺刺激ホルモン、自己抗体の採血

CT画像やMR画像の撮影

眼球の周りの目を動かす筋肉を調べるためにCT画像やMR画像を撮影することもあります。

治療

内科的治療では抗甲状腺剤や放射線、ヨード療法などがあります

眼科的には眼圧が上昇している場合は点眼によって眼圧を下げるようにします

対策

眼科と内科の連携が重要で両科で経過観察や治療をしていくことが大切です。

弱視スクリーニング検査

網膜芽細胞腫