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斜視

概要

斜視とは、左右の目線のズレのことを意味します。乳幼児期に家族が眼の位置や動きの異常に気付いたり、保育園、幼稚園などで指摘されて受診されることが多いようです。 視線がずれる、眼の動きがおかしい、頭を傾ける、片目をつぶるなどいろいろな症状があり、原因は屈折異常をはじめ、神経疾患、眼球内腫瘍(※この場合、白色瞳孔といい、眼の奥が白く光って見えることがあります。このときは要注意です。)及び頭蓋内腫瘍、眼球の器質的疾患など様々なケースがあります。多くは屈折異常、もしくは純粋な眼位異常のことが多いので、むやみに怖がらず速やかに受診してください。

 

症状については以下のページで確認してください。

https://orurieye.com/pediatric-ophthalmology/

原因

遠視

人の目は、近くを見るときピント合わせをして調節を行います。この調節にともなって両目の眼球は内側に寄ってきます。遠視の場合は近くのものを見る時、ピントの調節に強い負荷がかかるので目が内側によって内斜視になる傾向があります。これを調節性内斜視と言います。

目の筋肉や神経などの異常

眼球を動かす筋肉や神経に病気があると、目を動かす指令を出す脳の異常でもおこり、目の位置がずれ、斜視になります。

視力不良

病気やケガで片方の目の視力が悪くなると、両眼視ができず、悪い方の目が斜視になることがあります。

両眼視の異常

遺伝や脳の一部のわずかな異常から、両眼視をすることができない場合、両方の目がばらばらの動きをすることがあります。両眼視とは、両目を使ってものを一つに見る働きのことです。両眼視は乳幼児がものを見る自然の訓練により確立されます。両眼視は生後1年位でできあがり、6歳位で完成するといわれています。生まれつき両眼視ができなかったり、その発達が途中でうまくいかないと斜視になります。

検査

視力検査

裸眼の視力と、屈折異常を矯正した視力を測ります。お子さんの年齢や様子に合わせて環やイラストを使ったものや、縞模様の検眼機で測定します。

屈折検査

遠視、近視、乱視の程度を測ります。器械をのぞいてもらうものや、目に光を当ててその反射から読み取るものなどがあります。正確に調べるために、目薬を使用することがあります。当院ではスポットビジョンという最新機器を導入しています。この器械は準暗所で使用できるため、小児でも怖がらずに自然に測定することができます。

眼球運動、眼位検査

目の動きがスムーズか確認します。左右の目の目線が合っているか、ずれている場合はその角度を測ります。

両眼視の検査

両目がきちんと使えているかを確認します。片方の目の情報だけしか頭に届いていないのではないか(抑制といいます)、両方の目に入った像が正しく対応しているか(網膜対応といいます)を調べます。器械を使ったものや、特殊な眼鏡を使うものなどがあります。

その他の検査:

先天白内障、網膜有髄神経線維、瞳孔膜形成遺残、未熟児網膜症など

治療

眼鏡をかける

調節性内斜視はメガネで治りますが、それ以外の斜視はすべて手術で治療します。 屈折異常がある場合、遠視を矯正したり、左右の見え方を整えたりと、目の位置をそろえやすくするために眼鏡をかけることがあります。プリズム眼鏡という、レンズを通った像の位置をずらす効果のあるレンズを使った眼鏡になることもあります。

アイパッチ訓練

良い方の目をアイパッチというシールで目を覆い、ズレやすい目を使うよう訓練を行います。

クリニックでの訓練

クリニックでも検査に加え訓練を行うことがあります。ご自宅できる訓練を指導することもあります。

対策

弱視の場合、眼鏡での矯正に加えて、ズレやすい目を使う様に促すために目隠しでの治療を行います。 一般的に、生後6ヶ月までに発症した斜視を先天性内斜視(乳児内斜視)と言います。また、調節が関与して発症する内斜視を調節性内斜視と言います。
強い内斜視(内斜視で斜視角が非常に大きいケース)では視力の発達および両目でものを見る機能の発達を期待して、早期の手術が必要となる場合があります。
強度遠視などの屈折異常が存在し、ピントを合わせる力(調節力)が介入して生じる屈折性調節内斜視では、ピントを合わせる力を取り除く目薬(調節麻痺薬)を使用して行う屈折検査により、遠視や乱視を完全矯正することを原則とします。調節麻痺下屈折検査を定期的に行い装用している眼鏡が適正であるかチェックをし、両目でものを見る力を育てます。

弱視

老眼

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