色覚異常について
小学校で行われていた色覚検査が全国的に廃止されて約10年が経ちました。
そのためご本人及びご両親が色覚異常に気づいていないケースが多々ある事です。
こうしたケースでは、将来の進路(就業等)に影響が出てくることもあります。
実際、工業高校の実習で色だけで識別する作業があり、生徒が戸惑ってしまって色覚異常がわかったという事もあるそうです。
自分が目指してきた職業に就労できないケースも出てくるわけです。
(例えば、飛行機・船の・鉄道の操縦士、一部調理師等)
色覚異常は男性で20人に1人、女性で500人に1人の割合だそうです。ですから、決してめずらしいことではありません。
自分の子どもに少しでも疑いを感じたら積極的に眼科で検査を受けたほうが良いでしょう。
自分が色覚異常であることを知っておく事は社会生活の上でも大切なことと思われます。
※この記事を書いているときは色覚検査は廃止されていましたが、以下の通り変更になりました。
平成26年4月30日、学校保健安全法施行規則の一部改正に伴う局長通知が全国都道府県や指定都市の教育委員会宛てに出され、
健康診断の実施に関わる留意事項として色覚検診に関する指導強化の内容が示されました。内容は以下の通りです。
1)保護者に対し先天色覚異常と検査の周知を図り、希望者に検査を行うこと。
2)教職員は色覚に関する正確な知識を持って色覚異常に配慮し、適切に指導を行うこと