緑内障

glaucoma

緑内障連絡カード

日本眼科医会は「緑内障連絡カード」の発行と運用をスタートしました。

緑内障の患者さんが安心して治療を受けるために「緑内障担当医と他科や薬局さんと情報を共有することで、禁忌薬の使用を防ぐためのカード」です。

緑内障は非常に多い病気で、40歳以上で5%、60歳以上では10%割以上の患者さんがいらっしゃいます。 緑内障と診断された方や治療中の患者さんには ・風邪薬などの一般薬 ・抗不安薬 ・抗てんかん薬 ・抗パーキンソン薬 ・鎮痙剤 ・抗ヒスタミン剤 ・循環器系治療薬 ・排尿障害治療薬 ・気管支拡張剤 をはじめ眼圧上昇につながる薬剤は使用することができません。

緑内障連絡カードの目的は?

緑内障の患者さんが眼科以外の医療機関を受診、または薬局を利用する際に「緑内障連絡カード」を提示することで適切な薬物治療を行うことが目的です。 当院では今後、緑内障の患者さんには「緑内障連絡カード」をお渡しします。

「緑内障連絡カード」をお受け取りになったら

「緑内障連絡カード」「お薬手帳」と一緒に管理いただき、 他科受診または薬局をご利用になる際にご提示いただきます様お願いいたします。

最後に

緑内障と診断されると、落ち込んでしまう方がいますが、かなりの高眼圧や末期の方以外はじっくり治療に専念し、いつも通りの生活パターンで平常に過ごすことが重要となります。 大切なことは点眼治療の場合はきちんと点眼を継続すること、眼科専門医での定期検査を続け、上手に付き合っていくことが大切です。

こんなことがあります

自覚症状がない時に通院や点眼の継続を自ら中断される方がいらっしゃいます。 緑内障は自覚症状が出た時はすでに多くの視野が欠けていることがありますので、勝手な治療の中断は避けてください。 一度欠けた視野を取り戻すことはできません。 緑内障連絡カードを上手に活用して生涯、視野や視力を保てるようにしていきましょう。

とにかく

点眼治療の場合はきちんと点眼し続けて、検査を受け続けること、手術をしたあとでも定期検査を継続することが重要です。

自覚症状がないときに、点眼を自ら行って通院し続けることはとても難しいと思いますが、 おおるり眼科クリニックのスタッフと一緒に乗り越えていきましょう。   公益社団法人日本眼科医会 視覚障害の原因疾患で緑内障が増加 緑内障

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