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緑内障などによる視野障害と自動車運転

緑内障などによる視野障害と自動車運転の関係についてのZOOM勉強会にスタッフが参加しましたのでレポートを紹介します。

視野検査をして結果を伝えて、見えにくいから運転控えましょうねと口頭で伝えるだけよりも、
運転の体験して、どんな危険性があるのか体感することで自分の見え方と向き合えて、
今後の免許取得や運転の気をつけるべき点を考える機会になると思いました。
なのであの機械が全国いろんな場所にあるといいなと思いました。
病院の中で患者さんとお話ができる時間は検査の時なので、運転はしてるのか運転の時見えにくい位置があるかなどうまくききだしたいです。
この辺では車移動が多く、便利なので免許を手放したくないという方が多いと思うが、自分が事故を起こさない為にも周りの人を事故に巻き込まない為にも、自分の運転を過信して欲しくないなと思いました。I.A

免許に必要な視野検査は警察で行うものは意外と簡易的だと感じました。
視野欠損と言っても初期から後期まであり、そのような方は慎重に運転されているとは思いますが、見えない部分がどんな危険が潜んでいるかは実際に起こってみないとわからないと思います。
視野の状態で眼科でアドバイスすることがとても重要だと思いました。
運転外来で視野欠損のある方が運転シュミレーターでの検査が1番わかりやすいと思います。
車は便利ではあるが、人の命を奪うものにもなってしまうので、事故がおこってからではおそいので運転シュミレーターが普及して免許更新の時の視力、認知症の検査と同等の扱いでやれるようになると良いと思いました。S.J

 

・中心視野が良好なら免許が取れる
・ドライビングシュミレーターによって、視野障害のある方の運転中の見え方や危険度を検証することができる

考察
視野障害があっても中心視野が良好なら運転はできるが、ドライビングシュミレーターで運転してみると信号無視をしたり、飛び出してくる子供や車に気がつかなかったり事故につながる運転をしてしまうことがわかりました。
しかも視力が出るからそのことに気づいてない人もいるので怖いです。そのために、シュミレーターを使って自分はどこが見えてないのか、どこに気をつけるべきなのかを明確に知ることができるのは視野障害のある方にとって必要なことだと思います。
下方の視野が見えない人は急な飛び出しなどに気を付けようとか、上方の視野が見えない人は信号を特に注意してみようなど意識して運転できるのでいいと思いました。このドライビングシュミレーターが普及して、どこでも体験できるようになってほしいです。
また視野障害もそうですが、たまに裸眼で視力が全然出ないのに裸眼で運転している人もいるので、検査で聞き出せた危ないと思ったことは適切なアドバイスができるように必ず院長に伝えるようにします。そしてクラークに入った時は、車の運転をやめるように話した方など、何か注意をしたら全てカルテに書き込んで証拠が残るようにしようと思います。
患者さんが自分のこと(見え方)を知ることによって、視野障害での事故がなくなるといいと思います。M.S

 

視野障害の方のシュミレーター映像。信号を見ると前方の車や左右からの人や車が見えない、そちらを見ると信号が見えない。
こんなにも見えていないものなのか。それでも運転している方は実際に多くいらっしゃるのかと思うとゾッとしてしまいました。
ドライビングシュミレーターの検査での映像がとてもわかりやすかったので、もっと身近な所で気軽に出できるようになると良いし、高齢者ご本人だけではなくぜひご家族の方も一緒にそれを見て、どのような視野での運転になっているのか理解してもらうと良いなと思いました。
自分は大丈夫と思っている方がたくさんいらっしゃるだろうし、住んでいる場所によっては車が運転できなくなると生活に支障が出るというのはすごくわかるのですが、それでも事故を起こしてしまってからでは遅いです。

視野検査での結果によって、眼科での運転に対する適切なアドバイスはとても大事だと思い、
当院を受診されたことが、結果的に事故を一つでも減らすことに繋がると良いなと思いました。I.A

 

国松先生の講演は以前にも拝見したことがありましたが、今回はその時よりも更に内容を掘り下げて、深く学ぶことができました。
視野に障害があったとしても、中心視力が良好ならば免許更新はPASSできてしまうということから、視野が欠けている自覚のないままに車を運転している人はたくさん居るのではないかと懸念します。事故が起きてしまってからでは取り返しがつかないことなので、そうならない為にも、緑内障やその他視野障害の早期発見が要になってくるのではないかと思いました。
また、視野に障害を持っているからと言って、必ずしも運転という手段を手放してしまうのではなく、自身の視野の状態がどんなものであり、どのように注意したら良いのかを知っておく事も大切です。逆に、視野障害がなかったとしても、身体能力の低下や、認知機能が低下した場合には事故のリスクが高まるので、そこも踏まえた上で、高齢者の方々に気をつけて頂く必要があると思います。
都市以外に住んでいる人々は、車とは切っても切り離せない生活を送っています。運転ができなくなってしまうと生活に支障が出てしまうと仰る方もおり、確かにその通りだと思う反面、実際に事故になってしまった時のことを考えれば、どこかで折り合いを付けることが必要です。車がなくても生活しやすい環境が増えて行けば良いと思います。M.K

緑内障の患者さんで、視野が狭くても中心部分が見えている為に運転をしている方が多く、免許更新の検査も簡易的なもので、視野障害があってもほとんどの方が通っているというお話を聞いて、とても怖いと思いました。
運転外来のシュミレーターでは、信号無視や横からの車の存在に気づかずぶつかってしまう方がいたので、こういった検査がもっと全国でできるようになれば、自分の見えていない部分を知る事ができ、事故も減るのではないかと思います。
まずは、緑内障患者さんの検査時に運転の有無をお聞きし、運転時どんなリスクがあるかを私たちがしっかりと説明して注意を促していきたいです。S.M

実際に視野狭窄がある人がどういう風に見えて運転しているのかを初めて見たので本当に怖いと思いました。
患者さんとお話する中で運転の話を聞くと自分は大丈夫と思っている方達が多いように感じていたので、実際こういった形で左折右折の時に人を引いてしまう可能性があることなど病院のTVでああいった映像を流して危機感を促すこともいいのではと思いました。
運転外来がもっと多く普及する様になれば緑内障の人たちの意識も変わり無理に運転する人も減るとは思いますが、東京などに比べ首都圏以外は車以外の交通機関が整ってないので車に頼るしかない環境が変わらない限り難しい問題だなとも思いました。K.Y

自覚している視野に見えていない部分がある事をいかに実感していただけるのか?
自分でも体験して、お伝えできればとおもいます。

網膜色素変性症の方は自身の視野に関心が高いと感じますが、緑内障の方は点眼でコントロールできる分、実感が少ないように見受けられます。
病状により、状況は違いますが、模擬体験をしていただいたりして、ご自身の視野についてと運転することの安全確保も提案できることを探し考えてゆきたいですK.N

中心視力が良好な場合は著名な視野障害があっても免許は通る。
実際に両眼ピンホールし検査室を見渡すと中心は見えるので見たい所は見えますが、まわりにぶつかったりし見えてないのに見えてる感覚に陥りました。視野障害があっても運転してる方は実際のところ、自身の視野を自覚出来てないのでは?と思いました。しっかり理解して貰えるように伝えないといけないと思いました。M.T

著明な視野狭窄があっても中心視力が良好なため、視力検査のみで免許取得が可能なことがほとんどであるということ。
視野検査をしていて、こんなに見えていない部分があるのか、という方でも院内の歩行の様子では全くそのような気配を感じさせない方も多く見られます。
自動車に頼らざるを得ない自治体は多く、緑内障=危ないではないデリケートな問題でもあるが、視野の状態によってどのような注意が必要なのかを知っておくことは大事だと思いました。
以前のドライビングシュミレーターを利用した実験から、さらに発展し運転外来というものができたということはすごく良いなと思いました。
患者さんにも見え方に応じて注意するポイントを伝えられるよう努力していきたいと思います。T.C

12月4日(金)午前:ご予約のない患者さんの受付時間の変更について

12月26日(土)受付内容の変更について

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