レポート:子どもの近視進行と対策
7月31日(土)午後、院内で院長、スタッフが「子どもの近視進行と対策」と「コロナ感染症対策」について、ZOOMセミナーを受講しました。
スタッフの研修レポートを紹介します。内容は重複していますが、スタッフの率直な意見を聞いてください。
今回のテーマは、学童期からのスマホ・タブレット使用による近視進行に関する眼科専門医からの警告と捉えてください。
スマホやタブレットは便利な反面、きちんとした管理を怠るとお子様の目の健康を脅かす危険なデバイスとなります。
正しい情報を収集することでお子さまの目の健康を守っていただけると幸いです。
では、長文になりますが、レポートご覧ください。
あわせて読んでいただきたい:子どもの強い近視には注意をしてください
①【学童近視】
近視が2050年には人口の半数に。と聞き、生活が便利になってる分、目への影響も出てることを感じました。
•小学校低学年までには屋外活動が必要!(80〜120分勧めている)
•スマホ、タブレットは寝る1時間前の使用も×
•教室でも窓側の席の方がいい
すぐにでも取り入れられる予防策なので、情報を広めていきたい
この講習が終わってから、子供がいる周りの人に教えてあげたいなと思い、姉とYouTubeばかり見ている甥っ子と姪っ子に屋外活動を勧めました。
さっそく、今日は外に遊びに行ったよと報告してくれました!
②【コロナ】
一番の対策はコロナにならないこと、うつさないこと!
ワクチン接種も進んできていますが、気を緩めず感染症対策を続けていきたい。そして、飲食業や経営に影響の出てしまっている職業への応援、協力も大切で、していきたいなと思った! I.A
学童近視の進行予防
学童の近視は増加していて、2050年には人口の50%に達すると言われている。
近業時間が長く、屋外活動が短いと近視の発症が高くなる
今の子供達は外で遊ぶより室内でゲームやスマホで遊ぶことが多いと感じます。それに加えてGIGAスクールが始まり、授業でもタブレットを使うようです。
低年齢の近視発症により、強度近視になりやすく、それにより夜盲症や網膜色素変性症などの病的因子になる可能性があります。
遺伝的要素は仕方がないが、環境的要素は避けられるので、スマホやゲームは部屋の明るさを保ち1時間以内、1日2時間くらいは外で遊ぶことを小さな子供を持つ親に伝えてあげたいと思いました。
コロナ感染症
第5波では今も毎日コロナが増えています。
東京ほどではないけれど、静岡も少しずつまた増えているようです。
私の周りにもワクチンは様子をみようと言ってる人が多くいます。ワクチンはm RNAワクチンのため後遺症などは出ないこと、副反応は出るが翌日以降は治ってくること、ポリエチレングリコールでコーティングしてあるため化粧品かぶれを起こす人ははアレルギー反応が出る可能性があるので注意が必要なことを伝えていこうとおもいます。
感染予防はもちろんですが、可能な人はワクチンを打って感染者が減っていくと良いと思います。S.J
合わせて読んでいただきたい:こどもの目の健康を守るサプリメント誕生!
(学童近視の発症と進行予防)
現代はスマホやパソコンが普及し、小さな画面を近距離で長時間見ていたりする為、その影響で近視が増加傾向にある事、さらに近視度数が高いとそれに伴い眼疾患発症率は上がる事を知りました。
最近では、小さなお子さんの患者さんも診察の待ち時間等にスマホを見ていますが、スマホによる近視発症のリスクがある事や、見る距離や時間のアドバイスなど、わかりやすく親御さんにお伝えできるようにしたいです。
(コロナ感染症)
コロナについては、今は40代・50代の重症化が増えているという事で、高齢者だけの問題では無く、自分もなってしまうかもしれないという危機を感じました。
都心部だけではなく、今後は地方にも感染者が増えてくると思うので、マスク・手洗い・換気をきちんと行い、かからない、うつさない対策をしていきます。S.M
(学童近視の発症と進行予防)
現代はスマホやパソコンが普及し、小さな画面を近距離で長時間見ていたりする為、その影響で近視が増加傾向にある事、さらに近視度数が高いとそれに伴い眼疾患発症率は上がる事を知りました。
最近では、小さなお子さんの患者さんも診察の待ち時間等にスマホを見ていますが、スマホによる近視発症のリスクがある事や、見る距離や時間のアドバイスなど、わかりやすく親御さんにお伝えできるようにしたいです。
(コロナ感染症)
コロナについては、今は40代・50代の重症化が増えているという事で、高齢者だけの問題では無く、自分もなってしまうかもしれないという危機を感じました。
都心部だけではなく、今後は地方にも感染者が増えてくると思うので、マスク・手洗い・換気をきちんと行い、かからない、うつさない対策をしていきます。M.S
【学童近視の発症と進行の予防】
2050年には、世界人口の半分が近視に…
『将来の視覚障害に繋がる。失明に繋がるリスクあり。』…危機感を抱きました。
最大の原因はスマホとゲームなどのデジタルデバイス…人間の暮らしを豊かにするはずのものが病気の引き金になるとは…。
海外では学校と保護者に目の健康に対する手引きを提供し、すでにこのような対策を国をあげてやっていて、中国にはネット依存を防ぐための厳しい法律があると知り、日本の遅れに更に危機感を抱きました。日本はギガスクール構想など、国がゲームを与える状況であり、保護者がデジタル授業をいいこととして受け止めてしまうのもまた危機で、併用して健康のための管理も国が与えてほしいです。
私ができることは、保護者の方にこの危機感を伝え、予防の手段として、小学校低学年の80〜120分の屋外活動が大切なこと・30センチ以下の30分以上の近業が近視のリスクが2.5倍になること・スクリーンタイムは2歳まで避け、低学年までは1時間まで高学年は2時間までが限度で、対策としては時間で自動的に画面が消えるアプリがあることなど実践しやすい具体的手段を伝え、小児の近視予防を保護者が適切に管理できればと思いました。
【コロナワクチン接種によって何が変わるか?】
ワクチン接種が進んでいるが、未知のものという認識が強く、島田でも今月開始された子供への接種には、不安がありました。
今回の講座でわかったことは、
m(メッセンジャー)RNAという遺伝子の一部を体内に注射するもので、人類史上初のワクチン。
化粧品に使われているポリエチレングリコールの油の膜で包んであるため、化粧かぶれや薬剤アレルギー既往に注意。
重篤な将来的な後遺症はないといわれているが100%とは言えない。
胎児に影響を及ぼすことはない。
ワクチン一回だけではあまり抗体ができない。二回目も打てば97パーセント中和抗体ができる。デルタ株にも有効。
接種後の副反応…発熱頭痛だるさ腕の痛みあるが3日目にはほとんどおさまる。
ワクチンを打つと明らかに感染が減っている(インフルエンザのワクチンは5〜6割だが、コロナは9割といわれている)
感染リスクとして、若い人は軽症で終わっても30%後遺症を残す(毛がぬける。味覚障害。さきたん残る。など)
特効薬がない。
現状況においては、ワクチンが1番有効。ということ。
医療従事者に続き高齢者の接種から始まり、高齢者の感染は防げている今、ワクチンの素晴らしさを実感できるが、年代によって、コロナ感染によるリスクが違う。また、健康な10代へのワクチン接種のリスクがまだ不透明であり、疑問が残る。
かからない、うつさないためには、なるべく早く対象者全てがワクチン接種を終えることだが、かかるリスクとワクチン接種のリスクを比べて、その年齢に合った決断が、大切だと思いました。K.M
合わせて読んでいただきたい:みるみる手帳
【学童近視の発症と進行予防】
学童期の屋内活動時間が増えており、更にICTの導入により、
学童の近視発症のリスクがたかまっている。
アプリの中にも近業リスクを解消するような機能のも開発されつつあるとのこと。
時代と共に更に状況改善できるような開発はされてい行くとは思いますが、
現状のリスクを保護者の方にもお子さんにも分かりやすくお伝えしたく思います。
・近視化=眼軸 が伸びるは戻ることはないこと
予防のために
・屋外活動時間80~120分を設けていただく
・休憩時間を設けながら使用する
・自身で近業距離の確認パーの手二つ(30センチ)以上離れて見る
・将来の眼病罹患を減らす努力のため今が大切であること
【コロナ感染症】
人口比率の違いで感染者は少なく見えても、同じペースの感染であること。
飛沫感染・接触感染する
・ワクチン接種
・目鼻口に触れる前後は必ず手洗いする。
・マスクの表に手を触れない
ワクチン接種にはリスクもあるが、感染収束のためにも大切なことと思いました。K.N
【学童近視の発症と進行予防】
学童期の屋内活動時間が増えており、更にICTの導入により、
学童の近視発症のリスクがたかまっている。
アプリの中にも近業リスクを解消するような機能のも開発されつつあるとのこと。
時代と共に更に状況改善できるような開発はされてい行くとは思いますが、
現状のリスクを保護者の方にもお子さんにも分かりやすくお伝えしたく思います。
・近視化=眼軸 が伸びるは戻ることはないこと
予防のために
・屋外活動時間80~120分を設けていただく
・休憩時間を設けながら使用する
・自身で近業距離の確認パーの手二つ(30センチ)以上離れて見る
・将来の眼病罹患を減らす努力のため今が大切であること
【コロナ感染症】
人口比率の違いで感染者は少なく見えても、同じペースの感染であること。
飛沫感染・接触感染する
・ワクチン接種
・目鼻口に触れる前後は必ず手洗いする。
・マスクの表に手を触れない
ワクチン接種にはリスクもあるが、感染収束のためにも大切なことと思いました。M.K
・学童近視
近視人口は年々増えており、2050年には世界人口の半数にも及ぶと言われているそうです。
近視が進む原因には遺伝子要因と環境要因とがあるということですが、環境要因が特に印象に残りました。
自分や自分の親が子どもだった頃と現代では生活や遊びの内容が違います。ネット環境の整備が進み、学校でもGIGA構想という1人1台の端末を使っての授業が始まりました。昨今のコロナ禍で屋内遊びやデジタル使用時間も増えています。特に低年齢の子どもほど近視を発症すると進行しやすいということもあるそうで、大人が近視について理解を深め予防していくことが大事だと思いました。
主に、屋外活動(十分な照度)が予防に効果あり、近業作業(20cm以下で一定以上)は発症リスクを高めるということを今まで以上に周知していきたいと思います。
海外では近視=病気と捉え、予防や治療に国をあげて取り組んでいるところも多いとのこと。
日本ではまだまだ認識が遅れていますが、歯科の分野で昔に比べて子どもの虫歯が減ってきているとのこと、これはやはり虫歯の仕組みや予防が妊婦検診や乳幼児健診で力を入れてきたからだろうなと想うので、眼科領域でも子どもの近視についてこれから理解が進めばいいなと思います。
・コロナ感染
県内でも蔓延防止措置がとられるなど、感染が拡大しています。
自粛生活が長引くにつれ、何となく中弛みのような気の緩みが出てきている風潮もあります。3密回避などは1つでもできていない項目があると意味をなさなかったり、油断大敵だと思いました。
特効薬の無い現段階では各々が気を付けることと、不安の声も多く聞かれるがワクチン接種は効果的とのこと。
しかし、どうしてもワクチンを打てない方もいらっしゃるので、そこはコロナにかかった人同様差別が生まれないように配慮する必要があるとのことでした。
ワクチンを打ったとしても、絶対にかからないわけではないので、時々聞かれる「打ったから大丈夫」という声には注意が必要だなと思います。
また、ネットや噂など不確かな情報や個人の片寄った主観で語られる情報などに惑わされず、正しい情報を得られるようにしたいと感じました。T.C
文章監修:鈴木徹(眼科専門医)