子どもの50人に1人は弱視という現実
弱視は早期発見、早期治療で改善できるものですが、ご家族の皆さんでも気づかなかったり、見逃されることが多い症状です。
弱視は視力成長が完成する前に発見することが大切です。
4才以下の治療開始ならば95%以上の弱視が改善できます。
当院では「スポットビジョンスクリーナー」でお子さんの弱視の検査を行っています。
お子さんが3歳を過ぎたら視力健診を行うことをおすすめいたします。
当院の小児眼科に対する考え
小児の眼疾患は、視機能の発達に重大な影響を及ぼすものが多く、早期発見と適切な治療が重要です。
小児眼疾患は、屈折異常や斜視、弱視だけでなく外眼部、前眼部、中間透光体、眼底、中枢神経疾患、先天性緑内障など広範囲に渡ります。
小児眼は成人とは大きく異なり、より専門性が問われます。
小児期における視覚障害は、その後の人生に大きく影響を残します。
そう言った意味でも保護者の方は充分な注意を払っていただき、少しでも異変を感じたら眼科専門医に相談してください。
当院では小児の健やかな視力を守っていきたいと考えています。
小児眼科の一次医療として
当院長は大学病院時代、未熟児網膜症の診療にも携わり、公立病院時代および開業してからも、長年小児眼科の診察を行っております。
当院には多くのお子さんが受診しており、中には夏休みや冬休みを利用して定期的に経過観察をしているお子さんもいらっしゃいます。
必要に応じた検査、経過観察
これまで、学校保険委員として市の職員さんや保健婦さん、視能訓練士さんと協力して、市内の三歳児健診および色覚検査などの検診体制を作ってきました。
当院では最新の検査機器を揃え、小児の検査および診察を行っています。
院内は明るい雰囲気を保ち、お子さんが恐怖心を抱かないような空間づくりに努めています。
小児眼科専門病院との病診連携
斜視、弱視、先天性鼻涙管閉塞、眼腫瘍など専門性の高い小児眼科および手術等が必要な場合、県内の眼科専門病院に紹介しております。
長年の診療経験より、連携先の眼科専門医や病院と信頼関係を構築していますので安心してご来院ください。
小学生の疲れ目・近視・紫外線ケア シリーズ1
みるみる手帳