ブログ

blog

ホーム ブログ コンタクトレンズケア”こすり洗い”を忘れずに

コンタクトレンズケア”こすり洗い”を忘れずに

ゴールデンウィークも終わりを迎え、初夏の日差しが気持ち良い気候となりました。 本日はコンタクトレンズユーザーさんに安全なコンタクトレンズのケアについてお話をさせていただきます。 1dayタイプのソフトコンタクトレンズを除いたコンタクトレンズは「コンタクトレンズ保存液」を使用されていると思いますが、皆さんはどの様な「保存液」を使われていますか? ドラックストアでは「こすり洗い不要」という便利さをうたったセールストークで消費者に提供している場面を見かけますが、ソフトコンタクトレンズであろうとハードコンタクトレンズであろうとコンタクトレンズにアカントアメーバという微生物が付着していると角膜感染症を引き起こす恐れがあります。 国民生活センターでは「コンタクトレンズはこすり洗いをしないときれいにならない」という結果が報告されています。 参照◆「ソフトコンタクトレンズ」の衛生状態等について調べる-ソフトコンタクトレンズ用消毒剤のテストも加えて- http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20030306_1.html 以下引用・・・ 【ソフトコンタクトレンズ用消毒剤について】 緑膿菌や黄色ブドウ球菌に対する消毒性能は、マルチパーパスソリューションより過酸化水素を用いた商品(参考品)の方が優れていた。さらにマルチパーパスソリューションについては、使用途中で汚染があることを想定したテストで、開封後徐々に性能が低下した。モデル的に行った洗浄性能試験の結果においても、過酸化水素を用いた商品の方が優れていたが、同時に洗浄の際にはこすり洗いが大切であることがわかった。 【問題点】
  • テスト結果から、メーカー指定の使用期間以上にレンズを使用している人や、眼障害が起こる可能性のあるひどい汚れがついた状態のままレンズを使用している人が多い実態が明らかになったが、レンズが汚れていると自覚している使用者は少なかった。
  • 現状ではインターネット等で消費者の意志のみで購入できる場合があるが、レンズ購入時は診察および使用の指導を受け、購入後は定期的に検査を受けてレンズと眼の状態を専門家にチェックしてもらう必要がある。
  • ソフトコンタクトレンズ用消毒剤はそれぞれに特徴があるので、適切なケアを行うために、専門家にケア方法の適切な指導を受ける必要がある。
  • ・・・引用終わり
MPS(マルチパーパスソルーション)は一本の液でコンタクトレンズの洗浄、すすぎ、保存まで出来るといいますが保存液には合成界面活性剤やエデト塩酸などが含まれ注意が必要です。 目に直接触れる成分なので成分内容は十分調整されていると思われるが化学物質過敏症の人は特に注意をしてください。 MPSを使用する際にも手のひらでこすり洗いをしすすいでから使用するようにしてください。当院ではすすぎ液(ソフトウエアプラス)の使用をお願いしています。 コンタクトレンズのケアについてわからないことがございましたら何なりと職員にお尋ねください。 丁寧に説明をさせていただきます。

この記事を見た人は、こんな記事を見ています

モバイルバージョンを終了