秋の行楽シーズンも油断禁物!子どもの目を紫外線から守る方法
秋の行楽シーズンも油断禁物!子どもの目の紫外線対策とサングラスのすすめ
秋は運動会・遠足・紅葉など戸外活動が増える季節です。夏が過ぎても秋の紫外線は依然と多く、子どもの目は大人よりデリケートなためUV対策が必要です。本記事では、子どもの目の紫外線対策についてやさしく解説します。行楽シーズンに実践しやすいポイントを簡単にまとめましたのでぜひ読んでください。
なぜ秋でも紫外線対策が必要?
体感的には弱まっていても、10月の紫外線量は夏の7~8割程度が残っています。空気が澄む秋は光が散乱・反射しやすく、公園・運動会・遠足・紅葉狩りなどで長時間屋外にいると、知らず知らずのうちに子どもの目にダメージが蓄積します。
肌に日焼け止めを塗っていても、目の紫外線対策は忘れられがち。子どもの目の紫外線対策は秋でも習慣化したいケアです。

子どもの目が紫外線に弱い理由
子どもの角膜・水晶体は発達途中で、紫外線をブロックする機能が未熟です。さらに身長が低く地面の照り返しの影響を受けやすいことから、大人よりも紫外線曝露が増えやすい傾向があります。まぶたや目のまわりの皮膚も薄くデリケートなため、炎症や色素沈着のリスクもあります。
紫外線が目に与える影響(短期・長期)
長期的なリスク
- 白内障:水晶体の濁りによる視力低下。
- 翼状片:白目の組織が黒目へ伸びる良性増殖。慢性的紫外線刺激が誘因。
- 加齢黄斑変性:網膜中心部(黄斑)ダメージによる見え方のゆがみ。
短期的なトラブル
- 紫外線角膜炎(雪目):強い紫外線や反射で角膜が炎症を起こし、痛み・充血・流涙・まぶしさが出現。
これらは子どもの頃からの蓄積が大きく影響します。だからこそ、子どもの目の紫外線対策は早めの習慣化が鍵です。
秋の行楽こそサングラスで目を守る
サングラスはファッションではなく目の保護具。曇りでも紫外線は地表に届くため、秋も忘れず着用をしましょう。
サングラス着用のメリット
- UVA・UVBを99~100%カットし角膜・水晶体を保護
- まぶしさ軽減で眼精疲労の予防
- まぶた・頬など目のまわりの皮膚を保護
子ども用サングラスの選び方:ポイント7つ
- UVカット率を確認:UVA・UVBを99~100%カット(UV400)。レンズ濃度ではなく機能で選ぶ。
- 丈夫で安全:衝撃に強く軽いポリカーボネート製レンズ、しなやかで割れにくいフレーム。
- フィット感:ズレにくいサイズ・鼻パッド・テンプルの当たりをチェック。
- 活動に合う色:コントラストが上がるブラウン:アンバーやグリーンはスポーツや遠足に◎。
- 子どもに選ばせる:お気に入りは使用率UP。数本候補から自分で選ぶと習慣化。
- 保護者が保管:ケースで紛失・破損を防止。行楽時の持ち運びに注意。
- 親が手本に:大人も日常的にかけて「当たり前」の文化に。
視力矯正が必要な場合は、屋外で自動的に濃くなる調光レンズ(フォトクロミック)も選択肢です。

サングラス+帽子+日焼け止めのトリプルケア
紫外線はレンズ正面だけでなく反射光としても届きます。そこで、
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- サングラス:レンズを通るUVをカットし、まぶしさも軽減。
- 広いつばの帽子:上方・側方からの紫外線を低減。
- 日焼け止め:まぶた・頬・鼻梁など露出部を保護(目に入らないよう注意)。
毎日の小さな積み重ねこそ、将来の視力を守る最短ルートです。
当院でのご案内
おおるり眼科クリニックでは、子ども向けUVカットサングラス(名古屋眼鏡〈サンリオ・トミカ等〉)をご紹介しています。実際に試着することもできますので、お気軽にお尋ねください
よくある質問(FAQ)
Q. 曇りの日や夕方でもサングラスは必要ですか?
A. はい。曇天でも紫外線は地表に届きます。子ども 目 紫外線 対策として、秋の行楽や登下校時にも着用をおすすめします。
Q. レンズは濃い色ほど良いの?
A. 重要なのは色の濃さではなくUVカット機能(UV400)です。表示を確認しましょう。
Q. スポーツ時のおすすめは?
A. コントラストを高めるブラウン/アンバー・グリーンが見やすく、疲れにくい傾向です。
まとめ:秋こそ「子ども 目 紫外線 対策」を習慣化
秋は体感的に油断しやすい季節ですが、紫外線は確実に降り注ぎます。サングラス+帽子+日焼け止めを基本に、親子で無理なく続けられる習慣を。行楽シーズンの思い出を、目の健康とともに積み重ねましょう。
参考情報(出典)
本記事は以下の医学情報を参考に作成しています:
- Mayo Clinic Health System. Do children need sunglasses?
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