ロービジョン研究会 2018.08.24(土)
遮光レンズとサングラスの違いについて学びました。
遮光レンズとサングラスの一番大きな違いは遮過率(レンズがどのくらい光を通すか)のちがいになります。
光には赤色波長R、緑色波長G、青色波長Bがあり、それぞれの波長によって遮光率は異なります。
遮光眼鏡の”メリット”は
「まぶしさを感じる短い波長をカット、それ以外の光をできるだけ多く通し、コントラストを強調します。」
例えば錐体杆体ジストロフィーの患者さんは遮光レンズを装用することでまぶしさを解消できます。
詳しくは、
「Nikon」、「HOYA」や「東海光学株式会社」のホームページで説明がありますので参照してください。
遮光レンズ(補装具)は補助金の申請ができます。
条件は
1)「フレームとレンズ合計で三万円まで」それ以上は自己負担となります。
申請方法については東海光学株式会社のホームページにあります。
大事な点は
メガネ屋さんで見積もりをしてもらってから福祉事務所に申請することです。また、医師意見書(遮光眼鏡を装用することによる羞明の軽減や視力向上の効果)も必要となります。
その他、調光遮光眼鏡もあります。
デメリットは色の変化の速度が遅いことで、メリットは屋内外で使用できることです。
また、視感透過率(明所での明るさを100%としたときの明るさ)があります。
75%以下の視感透過率のレンズは夜間運転に向かないようです。