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先月11月、日本医科大学准教授であられます掘純子先生の「強膜炎治療の現状と展望」を拝聴しました。 本日はその時のレポートをさせていただきます。 眼球壁は大きく白目(強膜)・黒目(角膜)から構成されています。 強膜炎は白目(強膜)の炎症です。大きく前部強膜炎と後部強膜炎に分かれます。 重症例(壊死性強膜炎)では強膜が菲薄化したり、後部強膜炎では網膜剥離を生じたりします。 こうした症例では薬剤治療に加え外科的治療が必要になります。 原因としては全身疾患に合併するものが多く膠原病、感染性疾患、血液疾患、ガン等多彩です。 症状としては充血、眼痛が最も多く、つまり痛みの伴う白目の充血には注意が必要をしてください。(ただし後部強膜炎の場合は充血や眼痛がないケースもあります) 治療としてはステロイドが第一選択でまず局所的に使用しますが全身的に投与する必要となるケースもあります。 免疫抑制剤(特にタクロリムスが有効だそうです)を使用するケースもあります。 外科的治療には菲薄化した強膜に対して保護角膜を使用します。   日本医科大学准教授 堀純子先生

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