ゲーム障害にならないためには?
ゲーム障害という言葉を聞いた事はありますか?
この記事は日医ニュース「ゲーム障害にならないために 久里浜医療センター院長樋口進先生」の記事を参照しています。
ゲーム障害とはゲームを過剰に行うことで
・遅刻
・不登校
・学業や仕事の能率の低下
・昼夜の逆転
が起こり、結果、
・引きこもり
・家族に対する暴言や暴力
などを引き起こすことを言います。
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規則正しい生活リズムが取れなくなるといった理由から、
・睡眠障害
・眼精疲労
・体力低下
・栄養摂取の低下
などの健康問題の原因にもなっています。
一番の問題は子どもの成長と将来に悪い影響を与えることです。
リスク要因は何か?
思春期の男性に発生する頻度が高く、
・低い自尊感情や学業成績
・友人関係の乏しさなどが
発症に関係しています。
心の問題では
・注意欠如
・多動性障害などの
発達障害は重要なリスク要因になります。
さらに、
・ゲームの開始年齢が早い
・すぐにゲームができる環境
・依存性の高いゲームの存在
・ゲーム内の課金システム
などもリスクを上げています。
予防策は?
・スマホ・ゲームの使用開始年齢を遅くする
・スマホ・ゲームの使用時間を少なくする
・スマホを全く使わない時間をつくる
・リアルの生活を豊かにする
・本人・両親が予防教育を受ける
・大人が良い手本となる
スマホやダブレットの普及と、インターネット環境の充実によって私たちの暮らしは便利になりました。
しかし、物事には必ず副作用があり、スマホやタブレットにおいても同じです。
私たちは正しい使い方を知り、子どもたちがゲームに依存することでゲーム障害を引き起こさないような環境を整えていくことが大切だと考えます。
文章監修:鈴木徹(眼科専門医)
子どもの近視シリーズその1「スマホ長時間使用は避けましょう」