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企業検診について(VDT健康診断検査)

さて、「VDT」とはなんの略なのでしょうか?
「VDT」とはVisual Display Terminalsの頭文字を取ったものです。
具体的には、ディスプレイ、キーボード等により構成されるコンピュータの出力装置の一つで、文字や図形、グラフィック、動画などを表示する装置のことです。
「VDT機器」を使用して、データの入力・検索・照合等、文章・画像等の作成・編集・修正等、プログラミング、監視等を行う作業を「VDT作業」といいます。
この「VDT作業」は、近年のIT(情報技術)化の進展により広く職場に導入されてきましたが、その作業に長時間従事する者の中には、身体的疲労や精神的疲労を感じるものが高い割合に上るとの調査結果などがあり、労働衛生上の問題も指摘されています。
 
このような事態に対処するため、厚生労働省は、平成14年4月に昭和60年に定めた指針を全面的に改め「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン別ウィンドウが開きます(平成14年4月5日付け基発第0405001号)を定めました。これにより、VDT作業にかかわる労働衛生管理のさらなる充実が図られることとなりました。VDT作業を行う事業場では、このガイドラインに基づいた労働衛生管理が求められます。
当院では企業検診を実施しております。
検査項目は基本検査に加え仕事の内容に準じた検査を検査を追加することもできますのでお気軽にお尋ねください。
以下は当院の企業検診の一般的な内容になります。
 

検査項目 検査内容
問診 問診票に現在の症状や気になる点をご記入ください
他覚的屈折検査(矯正視力検査・屈折検査・角膜曲率半径計測検査) 機器を用いて近視・遠視・乱視などの屈折状況を他覚的に測定します。
自覚的屈折検査 遠方視力と近方視力の見え方を検査します。
お手持ち眼鏡・コンタクト視力検査 お手持ちの眼鏡、コンタクトの度数で視力を測定します。
精密眼圧検査 目の硬さ、圧力を測定します。
細隙燈顕微鏡検査(前眼部) 主に結膜、角膜、前房、水晶体などに異常がないかを検査します。
生体染色検査 涙液量、ドライアイ等の症状を確認します。
精密眼底検査 レンズを通して眼底の血管、網膜、視神経を検査します。
立体視検査 両眼で遠近を知覚する能力を測定します。
眼位検査 眼の位置や動きを検査します。
筋骨格系に関する検査 上肢に過度の負担がかかる作業態様に起因する上肢障害、
その類似疾病の症状の有無等について検査します。
診察 前眼部、中間透光体、眼底を確認、検査内容をもとに総合的に診断します。

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