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「もっとも大切な学習道具は“お子さんの眼”」と米国眼科学会が発表

米国眼科学会(AAO)が「もっとも大切な学習道具は“お子さんの眼”」とし、 小児の眼の健康を守るためのヒントを紹介しました。 成長期のお子様の眼の健康状態を普段から注意深く観察することが問題発見の早期解決につながります。 以下のヒントを一読いただき、お子様の普段の仕草などで「少し様子がおかしいな?」と感じましたらお近くの眼科専門医に受診ください。 引用・・・ •定期検診を受ける:小児の視力は急激に変化するので、定期的な検診で早期の診断治療を図ることが大切。乳児期の検診に加え、就学前(3歳から3歳半までの間)、入学時および視力に何らかの問題が生じたと疑われた時は、検診を受けることが推奨される。
  • 家族歴を共有する:眼科疾患を持つ家族がいる場合は、それらの情報を検査担当者に伝える。小児期に近視、斜視、弱視などの治療を行わないと、視力が永久に失われることがある。
  • 疾患の兆候に注意:小児が眼精疲労や頭痛を訴えたり、読書や日常活動中に眼を細めることは、眼疾患や視力低下の可能性がある。また、瞳孔が白や灰白色を呈する、片側の眼が内側または外側に寄る、両側の眼が同調して動かないなどの兆候がないか、保護者は注意深くチェックする。
  • スポーツの際は眼の保護具を装着する:バスケットボールで肘が眼に当たる、ホッケースティックで眼を打つなど、運動中の眼の損傷は、深刻なダメージを引き起こすことがある。子供がホッケー、フィールドホッケー、野球、バスケットボールなどを行う時は、ゴーグルや有用性や安全性が確認された保護具の使用を考慮する。
米国眼科学会(AAO)は「教室で黒板が見えなかったり、体育の時間にボールが見えなかったりすることは小児自身にとって非常につらく挫折を感じる出来事。簡便な予防策と正しい検診で子供の健康と学校生活が可能になる」と述べている。 ・・引用終わり 参照:Four Tips to Make Sure Kids’ Eyes and Vision Are ‘Grade A’ This School Year http://www.aao.org/newsroom/news-releases/detail/back-to-school-eye-exams-vision-screening 夏休みの間にお子様の眼のチェックを一度してみてください。

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この記事を監修した医師

おおるり眼科クリニック院長
 鈴木徹
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