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知っておくべき眼光学の基礎1

知っておくべき眼光学の基礎

眼鏡処方は眼位補正と調節補正が重要

眼鏡処方はよく見えればいいだけではない。 ・それぞれどこにピントを合わせたいのか ・生活スタイルにあわせる ・視力を良好に ・屈折異常を適切に ・調節機能を適切に ・快適な両眼視を目指すことが重要。 ・大人の目でもレフ値にばらつきがあれば、調整痙攣を疑って慎重に眼鏡処方をする必要がある ・見落とすと過矯正の眼鏡を処方してしまう可能性がある

処方の流れ

いいメガネ処方ができれば、患者さんの眼精疲労が減る→患者さんの満足度が上がる→自分のスキル、処方成功でのモチベーションも上がる→検査への自信がつく! に繋がるなと思いました。 検査をして行く中で、このデータおかしいな?と思ったら先生に相談した方がいい。 みんながみんな同じ処方方法で満足する訳ではないので、その方の眼位、顔の傾け方なども見ながらどこにピントを合わせたいのか話を聞いて、患者さんに寄り添って検査をしていきたいです。 眼鏡を掛ける患者さんも、検査をする私もこれで大丈夫!と思える眼鏡処方ができたらいいなと思いました。I.A 【特別ウェビナー”眼精疲労と眼鏡処方” 】講師梶田雅義先生

【 概要1 】

・眼鏡処方において従来、調節はおまけの機能・眼位は小児期の斜視の対象とされてきていたが、スマホ時代においては調節と眼位を知らなければ、屈折矯正の知識は皆無 ・処方時に、どのレベルまでイメージするか… ・視力の補正 ・屈折異常の矯正 ・調節機能の補助 ・快適な両眼視の提供 ・生活スタイルに合わせて最終調整… そのために、目の左右差や傾きなど、人・顔・目もよくみる必要がある。

【 概要2 】

・視角1分が識別できる視力は1.0という定義に基づいて、ランドルト環の大きさや切れ目が計算されている。 ・カメラと眼の比較 カメラの感度は一定なのに対し、眼は中心のみ。 眼は、脳の中で処理し、きれいな映像として捉えている。 …大脳神経は12対あるが、そのうちの半分が物を見ることに使われている。 ・自律神経が、眼のピント調節に密接である。 アウトドアとインドアの活動で考えると、眼と身体の自律神経は一致しているが、 現代社会ではアンバランス…気持ちは交感神経だが眼は副交感神経となり、それが眼精疲労を作りやすくなったり、ピント合わせが不安定になる。それを眼鏡で調節する。 ・片眼と両眼の見え方が違う… 脳神経細胞には、2種類(片眼視細胞と両眼視細胞)あり、両眼視が80%を占める為、両眼視でみるとしっかり合わせられる。 ・乱視は、角膜のサイズ、カーブの違い。角膜乱視と水晶体乱視があり、通常角膜乱視を水晶体乱視が打ち消し乱視がなくなるが、その2種にズレがあると乱視になる。 ・日本の平均寿命が伸び、人口ピラミッドを見ても、半数以上が老視対策が必要。近年は、スマホ老眼もあり、若年層でも対策が必要に。 また、IT社会となり、遠くも近くも見えないとならない遠近両用必須の世の中に。 ・レフ値に疑問を感じたら、治療してから眼鏡処方を考えることも大切…眼科医と眼鏡やさんの連携大切。  

【 考察1 】

・眼鏡処方をする前に、知識があるかないかで対応が変わってくることを知り、今回のセミナーの重要性を感じました。 以前スタッフの視能訓練士さんに、メガネやさんとの違いを聞いた時に、メガネやさんは「眼鏡を作る」眼科でのメガネ処方は、「その人にあった眼鏡をつくる!」。 と教えてくださったので、正にそのことだと思い、その詳細がわかり結びつきました。 それ以来、メガネやさんで処方される患者さんに、「メガネやさんでは機械の出す値で、度数を入れるため、過矯正になることがある」。「ご自身の生活スタイルや希望も伝えるといいですよ!」と伝えていました。 今回のセミナーでは、自分が思っていた以上のことを学びました。 例えば、顔の傾きのある人が眼鏡で肩こりの解消に繋がったりすること。 また、瞳孔間距離の重要性…もしこれが大きくずれていると、左右の映像のずれが生じて脳はうまく調整することができない。 結果として、このメガネをかけていると疲れやすい、よく見えないと感じてしまうこと。 このように眼鏡によって、生活の改善に繋がったり、支障になったり、見えやすくなりたい目的だけではないことを知りました。 また、自律神経を考えるという眼鏡処方の奥の深さを知りました。 交感神経、副交感神経と行動を照らし合わせる。そうすると、自分なりに納得のいく答えに繋がる患者さんもいて、気持ち的にも楽になるのかもしれないと思いました。 今後は、処方前に肩こりや、目の疲れがないかなどを尋ねる。仕事に眼と身体の自律神経の不一致がないか問題点も考え、そちらの改善も図れたらと思います。

【 考察2 】

・面白かったのが、ギリシャ時代から使われている北斗七星のアルコルとミザール二つが見えると1.0以上の視力があるといういわれ…視力の定義に当てはまる星空を見て、試したくなりました。話題性があります。 ・よく眼の構造は、カメラに似ていると言われるが、感度や映像が全然違うということに驚きました。 カメラは、一定に対して、人間は中心のみ…人間は、脳で処理をしている。 網膜で多少ぼやけていても、大脳できれいに見える。本人が見えるという気持ちになれば見える。 左右それぞれの眼で受けた映像を脳でまとめてひとつの映像とし立体奥行遠近を感じられ。 よく病は気からと言うが、見え方も気持ちで脳が処理をしてくれる。 これは検査員にとっても患者さんにとっても、前向きな考えであり気持ちが楽になるので、共有できればいいと思いました。 特に遠近処方時に、大事な考え方になるとのこと。 ・眼鏡処方に関して、こんなにも多くの考慮すべき点があることを学び、自分は、直接処方をしないが、事前準備することができればと思いました。 処方には時間がかかるので、聞き取り時間短縮のために、コンタクトの事前問診のように、眼鏡処方の方にも検査の待ち時間に、訴えが聞き取れるような事前問診を記入していただくのは、どうでしょうか。 ・IT化が進み、生活空間が変わり、これまでのようにはいかない弊害がでてくる。 そのためにも、情報を塗り替えることが重要で、最新を伝えられる眼科スタッフになることが、患者さんの信頼に繋がると思いました。K.M こちらも合わせてお読みください⇩ 小児のメガネ処方

概要

1.眼鏡処方時に大切なこと 人、顔、目を見る。屈折、調節、眼位、両眼視をみる 目の大きさや位置、顔の傾きなどにより、眼鏡の合わせ方に調整が必要なので注意したい 2.現代社会では、PC作業が多く、 身体は交感神経優位なのに対し眼は副交感神経優位な為自律神経がアンバランスであり目の疲れに繋がる。 3.脳神経細胞には2種類あり、片眼視細胞20%、両眼視細胞80% 両眼でバランスよく見えることが重要 4.症例の調節痙攣の状態のパターンはとても驚きました。

考察

眼鏡処方時、レフのばらつきがある場合や視力が安定しない場合、処方は中止することも必要 眼鏡処方はよく見えるのが良い眼鏡ではない。調節や両眼視のバランスも重要で、ライフスタイルに合わせて作る必要がある。 しっかりとお話しを聞き、観察して、その人の最適な度数で処方できるようにしていきたいです。S.J  

概要と考察

✔️眼鏡を処方するにあたって調節と眼位をチェック ✔️なんの用途に合わせて作る眼鏡なのかを考える 手順の中にあった「人を観る」「顔を観る」「目を診る」というところは今まで自分が眼鏡を処方するにあたって見ていなかった部分だと気が付きました。 屈折・眼位は注意していましたがそこもしっかり見て次から眼鏡処方に活かしていきたいです! 調節に関しては大人もそうですが、子供の場合すごく注意していかないと怖いと思いました。 細かく検査して本当に合ったメガネを処方できるように検査で実践を重ねて検査レベルを向上できるように勉強していきたいと思います。   ✔️自律神経は眼と身体と一致している ✔️交感神経が優位だとピント合わせは不安定になる 目の知識だけでなくこういった神経に対する知識も必要なんだと知りました。 そこにも目を向けて眼鏡の矯正を考えるためには本当にしっかりした知識が必要だという事。 自分がすごく勉強不足だと再確認しました。 眼鏡の処方は奥深くてすごく技術・知識が必要だという事を今回の講習で意識しました。 わからないこと・おかしいと思ったことは先輩や先生にすぐ確認する。 そして、勉強を重ねて患者さんにしっかり合った眼鏡を処方していく。日々いろいろな方の目を観察して勉強していきます!K.Y  

概要

近年、眼精疲労を訴える方が多く、その原因の一つとしてメガネが合っていない事や、目と体の自律神経の不一致が考えられています。 メガネを処方するにあたり、昔は近視・遠視・乱視などの目の屈折異常の矯正が行われていました。 しかし、現代はスマホ時代で普段の生活で見る距離も変わってきており、調節や眼位の知識も必要となってきました。 処方する前にまず患者さんの顔を観察する。そして、顔の傾きや目の位置をしっかり確認する事。 さらに、患者さんがメガネでどこを見たいのか、しっかり問診をする事が大切です。

考察

メガネを処方する前に観察するべき事がたくさんある。 私は今まで顔の傾きや目の位置を確認していなかったので、そういった事も処方する上で重要になる事を学べました。 眼位を理解するのはなかなか難しいですが、ORT塾でお聞きして知識を深めたいです。 講演でメガネは薬にも毒にもなり得るとおっしゃっていましたが、本当にその通りだと思いました。 メガネが合っていないと眼精疲労や頭痛が起きたり悪い影響ばかりです。 さらに、子供のメガネが過矯正だった場合、これからの視力発達に大きな影響を与えてしまいます。 処方の際には今まで以上に注意をして、患者さんにとって最適なメガネを提供できるようになりたいです。S.M

概要

・現代の眼鏡処方は屈折矯正だけでなく、調節と眼位も重要である。 →現代社会では子供から大人までスマホが欠かせなくなっているため、調節補助と眼位補正をしなければ屈折矯正はほぼ皆無になる。   メガネ処方はその人にあった生活スタイル、顔のバランスをよく把握、観察する必要がある。 →個人差があるため、これ!といった正解がない。したがってその人なりの合わせ方をしていく。 ・自律神経はピント合わせに大きく影響している →現代社会では、目と身体の自律神経がアンバランスなことが多いため、その時の状況や気持ちでピント合わせが不安定になる。

考察

今回のセミナーで眼鏡処方の需要ポイントをたくさん学ぶことができました。 わたしはまだ実際の患者さんへ眼鏡処方をしたことがありません。 しかし、以前先輩から処方の仕方を教えて頂いてる際に ・どのような時に使う眼鏡なのか ・近くが見えやすいほうがいいのか ・遠くが見えやすい方がいいのか ・どのような場面で使うのか など、確認しながら処方するといいよ!と言われたことがありました。 眼鏡処方はこれ!といった正解がないからこそ、ただ矯正して処方して終わりではない。 処方する患者さんの生活スタイルや顔や目のバランスなど細かなところも観察する。 それが大事なんだなと改めて気付かされました。 目と自律神経の関係については初めて知った内容だった。 ドライアイは副交感神経が優位な場合に起きやすい。 眼精疲労は身体と目の自律神経が一致していない場合に起きやすい。 双方に深い関係性があって驚きました。 今後眼鏡処方ではまず実践を積むことはもちろん、一人一人患者さんの細かなところまで観察、検査をする。 そして、患者さんにあった見え方で処方できるように心がけたいと思います。H.S  

概要

・調節と眼位を知らなければ、屈折矯正の知識は皆無 ・ピント合わせは自律神経が支配する ・片眼視細胞20% 両眼視細胞80% ・眼鏡は両刃の剣薬にも毒にもなる 眼鏡を処方をする前に、目的と望む見え方を確認する。 今のコンディションがとても重要。 処方希望があっても、コンディションが悪ければ処方は後日にすることも考慮する。  

考察

眼鏡を使用される方にとって、最善最良となるように検査で数値を求める。 ただ、両眼視が満足であれば、片眼では最高値である必要はない。 お子さんたちの調節力は計り知れない。そのため、左右バランスを考慮しながら両開放で測定することも眼鏡度数の測定には大切だと思います。 過矯正とならない最良の度数を求めるべく検査を行ないながら、眼鏡装用者の要望の声を聞きたいと思います。K.N  

概要

・眼鏡処方において大切なのは「調節」と「眼位」 ・視力がよく出る眼鏡=いい眼鏡ではなく、生活に合わせたものであることが重要。 ・上下斜位をプリズムで矯正すると肩こりがよくなる。 ・現代社会では自律神経はアンバランス。 身体は交感神経で眼は副交感神経のため、 身体と眼の自律神経が不一致で眼精疲労の 原因となる。 手元の作業は眼鏡でコントロールする。 ・片眼視細胞(20%)両眼視細胞(80%) 両眼でバランス良く見えるのがいい矯正。 国民の半数が老眼対策が必要。 最近はスマホ老眼もあるため若い人も必要。

考察

今まで眼鏡処方をするときに、患者さんがどの距離で見たいのか、どういった時によく見える眼鏡が欲しいのか、など聞きながら処方するように心がけていました。 でも今回のセミナーを通じて眼位を知るのも眼鏡処方には大切だということがわかった。 まずは人→顔→目を観察してから矯正するようにしたいです。 ただ、観察して眼位のズレがわかったとしてもプリズム処方などのスキルがないため、患者さんにとっての最適な眼鏡を処方することが難しいです。 そのためにORT塾やセミナーで勉強して自分のスキルを上げていきたいと思いました。 またスマホやPCを使う人が多く、検査前に問診をしていると目が疲れるという人が多くいます。 眼精疲労の原因はドライアイや眼鏡の過矯正だけではなく、自律神経の不一致でおこることがわかったので、自律神経を眼鏡でコントロールできるように、その人にとってのいい眼鏡を処方できるようにこれからもっと勉強しようと思いました。Y.S  

概要

•眼鏡処方時に必要なこと 患者さんの眼位や目の位置、癖(顔の傾き等) 患者さんが何を求めているのか •現代社会では、昔よりも生活において見る物が増えた。 手元から遠くまであらゆる物が見えなくてはいけない、と思う人が増えている。 •人間の脳は意外といい加減 人間は見ている物を脳内で合成、修正してしまう。 見えると思うこと、見ようとすることが大切。

考察

以前、梶田先生の遠近両用コンタクトレンズのセミナーで伺った話しと幾つか重なる所がありました。 まず、現代社会ではスマホやPCという近方から車の運転時の景色などの遠方まで、あらゆる距離に対応することが必要になってくるという所。 したがって眼鏡処方だけでなく、コンタクトレンズ処方の際は患者さんからのニーズも幅広く、それに100%お答えするのは難しいなと思うことがあります。 その中から納得できるところを見つけ出して、満足の行く処方をするためには、やはり検査の質や知識を高めていかなくてはなりません。 今回眼鏡を処方する際、眼位がとても重要だということが改めて分かりました。 自分はまだ眼位の検査がしっかりとできないので、色々な方の眼を借りて実践を積まなければいけないなと痛感しました。 また、セミナーの中で若い患者さんの調節痙攣の話があり、ただレフ通りに検査をしてしまうことの危険性も実感しました。 検査中に気になることがあれば、一旦中断して先生に相談を仰ぐことを大切です。 患者さんにはお手間になってしまうかも知れませんが、中断する勇気も必要なのだと思いました。M.K

これからの時代の優れた処方

眼鏡処方は屈折矯正するだけでなく、その人、顔を観る。眼位、調節力を調べ快適な両眼視、生活スタイルに合わせて度数を決定することが大事。 目と体の自律神経が一致している。 現代社会ではパソコンやスマホが普及し、目は近くにピントを合わせている。 近くにピントを合わせる時は副交感神経が働く。 現代社会では自律神経がアンバランスに働いている。 アンバランスの状態が続くと眼精疲労が起きる。

考察

目を酷使する現代は思っている以上に目が疲れているんだろうと思います。 生活スタイルに合った眼鏡を処方するために、主にどこを見たいのか、どんな生活スタイルなのか(パソコン、手元の作業が多いのか等)しっかり訪ねてから度数決定をしていきたいと改めて思いました。 矯正前にとるレフ値、視力が安定しない時は処方を中止する。 症例をみた時に調節力を知らないと怖いと思いました。 子どもだけでなく大人も調節麻痺剤の使用を考えても良いのではと思いました。M.T  

概要

現代社会(スマホ時代)では屈折矯正だけでなく、調節と眼位も眼鏡の処方に重要。 ◎眼鏡処方時は人・顔・目を見て、適切な屈折矯正・調節補助・両眼視を引き出し、その人の生活スタイルに合わせる。 ◎よく目の構造はカメラに例えられるが、網膜に映る像はカメラの様に端から端まで綺麗にピントが合っているわけではない。 実際には見ている物の中心にだけピントが合っており、周辺はボケ像となっている。そのため網膜にそれほど良い映像を写さなくても結構見えているものである。 遠近眼鏡・コンタクトを処方する上で使える感覚である。両眼で見えることが大切。 ◎自律神経と眼のピントには関わりがあり、現代社会では眼と身体の自律神経が不一致となる場面が出てきている。 作業環境に合わせた眼の矯正が必要になってくる。

考察

眼鏡処方の際、どういった場面で使うのかということや過矯正にならないようにとは注意していました。 しかし、眼位もしっかり見れると患者さん自身が気付いていない眼鏡の不調や違和感の解消に役立つと思います。 よって、眼位についてさらに追及していきたいなと思いました。 また、眼の構造と屈折の仕組みから改めて人間の眼の機能の複雑さと「見る、見える」ということのイメージを持つことができた。 眼鏡処方でない普段の屈折矯正検査においてもさらに精度を上げていきたいと思いました。T.C    

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