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スタッフ研修レポート

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静岡県の弱視スクリーニング検査の実態を知る

当院スタッフが第12回静岡県眼科フォーラムzoomセミナーを受講しました。そのレポートです。

乳幼児眼科健診で斜視や白内障などの重篤な疾患などを早期発見することが重要だと改めて思いました。

スポットビジョンは斜視の検出能力が高く、効率的に要治療者を検出できます。小児科でスポットビジョンにより斜視を検出され受診する方がたまにいらっしゃいます。小児科ではその検査をするのが一般だと思っていましたが、静岡県の屈折検査の実施している割合が88%と多いですが、他の県ではあまり実施していないところもあるということに驚きました。とは言っても静岡県も100%ではないので、少しでも早く病気を発見できるように、静岡県だけではなく日本全国で100%になってほしいと思いました。
red reflex testでは日本人は網膜反射が黄色に対して、白人は赤色ということに驚きました。その検査は白内障や重篤な器質的疾患の早期発見に有効なので、小児科の健診や眼科で必ず行った方がいいと思いました。
私もいつか子供ができて健診をしたときに屈折検査がなかったら、必ず眼科にかかって異常がないかの確認をしようと思いました。友達など周りに子供ができても教えてあげたいです。
広角カメラで撮った写真を見るとドルーゼンだと思っても、OCTも撮ると別の病気だということがわかったという話を聞いて、一つの検査だけではなく、複数の検査結果で診断していくことが大切だと改めてわかりました。しかし私は診断することができないので、先生が診断しやすいようにカメラもOCTも見やすく、きれいな画像を撮れるように心がけたいです。M.S

SVSで検査する事で、弱視などの目の異常を早期に発見でき、更には重篤な疾患の気づきにもなるとの事、

乳幼児のうちから検査する事の重要さを実感しました。

静岡県の小児科ではSVSを導入している所が半数以上あるそうですが、機器導入に補助金も負担される考えがあるとの事で、もっと全国的に導入する病院が増えて、子供の目の病気に対して早期発見と治療に繋がればいいと思いました。

また、子供の眼の病気について親御さんは知識もなくわからない事が多いと思うので、検査の説明時にはわかりやすくお伝えできるようにしたいです。

眼底画像の講演では、AMDの眼底写真やOCT画像によって進行具合が鮮明に写っており、病期によって症状が変化する為定期的に撮影して確認する事はとても大切だと思いました。

OCTangioは時間がかかって患者さんの負担もありますが、病状の診断には大切なので、患者さんが無理の無い範囲で今後も撮影していきます。S.M

 

乳幼児の視覚スクリーニングの目的は年齢によって異なるため、定期的に検診などで斜視や弱視などの重篤な器質疾患を早期発見する

ことが大事だと学びました。当院でも取り扱っているスポットビジョンはそういった器質疾患の早期発見に役立つ便利な検査機器なのでもっと全国的に普及され、自分も早く使い方を覚えれるように頑張りたいと思いました。red reflex testという検査方法もはじめて耳にしましたが、乳児の検査にはとても効果的であるということを頭の中に入れておきたいです。
眼底画像については、1つの検査で状態を確認するのではなくOCTや広角カメラなど様々な角度から検査して患者さんの状態を確認することが大切だと学びました。そのためスポットビジョン同様、患者さんには負担をあまりかけずに素早く綺麗な写真を撮れるようにしたいです。
とにかく自分は早く一通りの検査が出来るようにマスターし、今回得た知識を活かせるよう頑張りたいです。H.S

乳幼児の視覚スクリーニングは重篤な器質的疾患(白内障、網膜芽細胞腫など)や斜視、弱視、弱視リスクファクターの早期発見

につなげることができる重要なものということを確認できました。
フォトスクリーナーは普段からよく使用していたり、近隣の小児科での導入が進んでいますが、ペンライトよりも白内障を早期発見できる可能性が高いRed reflex testという検査があることを知りました。
近隣小児科でのフォトスクリーナー導入が開始されてから、紹介されてくるお子さんが確かに増えました。しかし、全ての異常判定が必ずしも弱視につながるものではないことを念頭に、不安に感じている保護者に適切な説明ができるようにしたいと思います。(月齢によってスクリーニングの目的が違ってくるとのこと。0~3歳:重篤な器質的疾患、斜視/3~5歳:弱視、弱視リスクファクター)
静岡県は3歳児健診における屈折検査が進んでいるとのことですが、自宅での視力検査確認のみという自治体もまだあるので、これからもフォトスクリーナーの普及が進むと良いなと感じました。
AMDの診断はその後の治療指針を決めるのに重要ということだが、病期によって所見が変わるので鑑別が大事であるとのことです。

OCTにより検出率が上がっており、たくさんの画像をスライドで見ることができました。
診断のためにどこの部分の何を見たいのか、考えながら有効な画像が撮れるように技術を上げていきたいと思います。T.C

・乳幼児の視覚スクリーニング

先天性の眼疾患の発見にスポットビジョンスクリーナが大きな役割を果たすことがよくわかりました。
red reflexed test  の様子。
CRADELという無料アプリで白色瞳孔が検出できることなど。わかりやすく画像で見ることができてよかったです。
日頃から丁寧に撮影し、少しでも多くの情報を集め、疾患があるならば、早期発見に役立てたいです。
撮影に時間のかかる場合は要注意!
・眼底画像を最大限に活用しよう
疾患部位にしっかり合わせてOCT画像の撮影ができるように固視誘導も重要だと思いました。
普段は撮影しないラジアル(360°)での撮影で部位の経過変化の比較がわかりやすいことも
わかり 取り入れたいと思いました。
AMDの治療については難しく、完治ではなく、寛解であること。定期的な通院の継続の重要性をお伝えしていきたいと思います。
後発薬品が発売されたことで治療費の軽減でき、治療継続できる方が増えたらよいと思いました。K.N

・乳幼児の視覚スクリーニング

最近、10ヶ月検診で小児科から紹介されてくるお子さんが多くなったように感じます。
それだけスポットビジョンへの普及が進んできたのだと考えると、お子さんの弱視や斜視の早期発見に繋がる事がとても喜ばしい事だと思います。また、お子さんは診察時に泣いてしまう事が多く大変だと思うことがありますが、先生がお子さんのどんな所を見ているのかという事が分かり、診察の重要性がより分かりました。
お子さんがテーマの演題の時は毎回思う事なのですが、10ヶ月検診や3歳児検診の大切さを親御さん達よりしっかりと伝えて行かなくてはならないと思いました。
・眼底画像を最大限に活用しよう
かなり内容が難しく理解出来ないところも多くあったのですが、様々な眼底所見の画像を見られることが出来て良かったです。
眼底写真とOCT、OCTAngioを組み合わせる事が、より良い診断に繋がるのだと思いました。
良い写真を撮る為にも技術が必要だと思いますので、自分自身も眼底写真やOCTをより正確に撮ることが出来るように励もうと思いました。M.K

 

4/30(土)・5/2(月)はご予約のある患者さんのみの診察となります。

第19回静岡県小児眼科研究会に参加して(スタッフレポート)

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