静岡県眼科フォーラムに参加して 平成31年3月9日(土曜日午後)
講演1「緑内障診断学の進化」中野匡先生
講演2「眼腫瘍に対する外科的治療」後藤浩先生
<サマリー>
OCTの普及により視野異常が出る前にOCTの数値が下がることにより早期の緑内障発見が可能になっている。
但し、他疾患や偽緑内障との鑑別が必要になる。OCTの数値は悪化しているように見えても信頼数値によって変化するので再建が必要。視野検査においては30―2と10―2では10度内の点数が異なるため、中心部がしっかり測定できる10―2も必要になる。
<感想>
今回、講演を聞けたことによりOCTの検査時などに気をつけてみる点などがわかりました。前回値と比べ悪化していたらもう一度撮り直すなど基本的なことを月曜日から改めて気をつけて検査していきたいです。眼腫瘍の手術動画なども見ましたがこんな状態になるまで放置していたの?と驚くものもたくさんありました。 M.A
<感想>
緑内障の診断においてOCTの画像がかなり重要な材料だと改めて思いました。私たちスタッフの検査次第で診断が誤ったものにもなってしまうこともあるなと思い、怖くも感じました。今後は今回の講演でも言っていた“Quality”の部分にも注意をし、検査の技術upをしていきたいです。眼腫瘍はモニターを見ていても本当に霰粒腫とあまり区別がつかず、より怖い病気だなと思いました。普段見ることのできない手術動画も見れすごく興味が湧きました。どんどんこう言った勉強会に参加し、見たことのないものに触れ成長していきたいと思いました。K.Y
<感想>
講演1:40歳以上の20人に一人が緑内障と診断されている。→OCTやハンフリー(視野検査)での早期発見が必要。
OCTは網膜内層以外にも重点を置く!!
ハンフリー(視野検査)は30―2st10度内調査点12個(暗点の見落としがあるかも)、10―2stは調査点は30―2stと同じ10度でも調査点が多い。
講演2:患者さんの意見も大切だがやるべき時に適切な処置をすることが(きちんと理解を得て)患者さんにとっての一番の治療であると思った。I.A
<感想>
緑内障検査で使用するOCTの重要性について学ぶことができた。OCTは眼底写真の見落としを検出したり、早期の視野異常を発見する等、緑内障診断医は欠かせないものだが、OCTアンギオでアルツハイマー病などの他病気の早期発見にもつながるということに驚いた。視野検査の新しい機器「アイモ」はハンフリーよりも負担が少なそうなのでお年寄りや身体の不自由な方にとても有効だと感じた。S.M
<感想>
OCTは前視野緑内障や極早期緑内障の構造変化を容易に検出できるようになったが、それだけでは判断が難しいのでハンフリー(視野検査)を行うことが大切です。また、中心30―2だけでは限界があるので10―2も併用して検査していくことが大事であることがわかりました。
眼腫瘍の講演では大変な患者さんの写真が多かったが、特に病院になかなか行かなかったなど早く治療をしなかった人が目がものすごく腫れていたり、見たこともない大きな腫瘍ができていたりしたので何かおかしいと思ったらすぐに病院にかかるべきだと思いました。M.S
<感想>
緑内障診断では視野異常が出る前にOCTでの網膜腺維層が薄くなってきたりする変化で早期発見ができるが、ERM(網膜前膜)や検査時の信頼係数や測定場所により偽緑内障となり、誤ってしまうこともある。いかに検査を正確に行うかも大事だと思いました。眼腫瘍はあまり見ることがなかったので症例を見ることはとても勉強になりました。S.J
<感想>
・OCT、ハンフリー(視野検査)どちらも少しでも正確なデータを得るように心がけたいと改めて感じました。
・アイモという新しい視野検査を知りました。調べると今までよりも簡易な検査ではあるが、正確な結果を得られることもできるのではと感じた。大きな変化が次々とありますが、検者の技術の差をなくす検査結果が望まれるものなので技術の進化は望ましく大切だと思います。最新の技術に遅れることのないように自分たちの知識もさらに深めてゆきたいです。持検器+スプリング剪刀、新しい器具に感動しました。とても便利に見えました。院長の手間が省けるものだと思いました。K.N