絵本「エリックの赤・緑」島田市内の小学校に寄贈します。
いつもご来院ありがとうございます。
皆さんは「少数色覚者」という言葉をお聞きになったことはありますか?
少数色覚者はかつて世界中で使われてきた「Color Blindness」を日本では「色盲」「色覚異常」と表現してきましたが、誤解を招くという理由から表現を変えようという動きの流れの中で生まれた言葉です。
色覚は人が持つ多様性の一つだということです。
多数色覚者(多数派の色覚を持つ人)を基準とした色づかいは少数色覚者(少数派の色覚を持つ人)には見分けにくい場面があります。
逆に少数派色覚者に見分けやすい場面もあるのですがこの事実はあまり知られていません。
つまり、この両面から考えると、色覚のちがいは優越のちがいではなく、その存在する割合のちがいであるととらえることもでき、「Color Blindness」を少数色覚と表現する方が適切だと考えられます。
少数色覚の方の世界を説明した絵本がアメリカで出版され、日本語に翻訳された絵本「エリックの赤・緑」を当院に置いてあります。
またこの「エリックの赤・緑」は島田市内の小学校、17校に寄贈することとしました。
各小学校の養護教諭の先生にお届けいたしますので興味のある方はお問い合わせください。
この絵本は色と色の感じ方の違いについて、分かりやすい絵本でお子さん自身が理解できるようになっております。
絵本の後半では保護者さんにも色覚について詳細に説明しています。
詳しくは当院まで