「手足口病」が流行しています
<静岡県健康福祉部 医療健康局疾病対策課 疾病対策課感染症対策班からの通知>
手足口病は乳幼児を中心に手や足、口腔粘膜などに現れる水疱性の発疹を主症状としたエンテロウイルス属による感染症です。
2019年7月1日から7日までの定点当たりの患者数は県全体で前週の3.18→7.70に増加し、警報レベルを超えました。
手足口病の警報レベルを超えたのは平成29年以来2年ぶりです。
今後はさらに流行が拡大する可能性も考えられますので感染予防に努めて下さい。
症状等
患者の約半数が2歳以下の乳幼児ですが、大人でも感染することがあります。
3〜5日の潜伏期をおいて口の中、手のひら、足の裏や甲などに水疱性発疹が現れます。
発熱は高くても38度程度で発熱しないこともあります。
のどや口内の痛み、それに伴う食欲不振が見られることがあります。
稀に髄膜炎や脳炎などを合併し、重症化することもありますが、通常は軽症で数日間のうちに自然に治る病気です。
予防法
口からの飛沫感染、便や水疱内容物からの接触感染などがありますので、手洗いをするとともに、排泄物を適切に処理することが大切です。
口内に病変がある場合には飲食に痛みを伴い、食欲不振となることがあります。刺激を避けるため、軟らかめで薄味の食事にしたり、少量ずつでも食べるなど、水分補給、栄養補給に努めましょう。
高熱、嘔吐、頭痛といった症状や意識がはっきりしない、水分が取れず、ぐったりしているなどの状態の時はすぐに医療機関を受診して下さい。
手足口病に関する情報は