新薬アジマイシン点眼液1%の説明 千寿製薬株式会社 迫田様
日本で唯一のマクロライド系抗菌薬。
菌が薬への耐性してくる為、新薬で処方の幅が広がる。
実際に点眼剤を見てとてもドロドロネバネバしていた。点眼ビンを下に向けてもゆっくりさし口の方へ降りてくる感じ。さらさらしている薬だとたくさんで過ぎてしまうと高齢の患者さんからの声があったので高齢の方でもさしやすくなるのでは!と思う。
使用方法が他の薬よりも少し難しいなと思ったので説明方法や患者さんの理解を得ることが大事だと思いました! I.A
アジマイシンは結膜炎、眼瞼炎、麦粒腫、涙のう炎の目薬です。
結膜炎>成人および7歳以上の小児には一日2回2日間、その後1日1回5日間点眼し<眼瞼炎、麦粒腫、涙のう炎>成人には一日2回2日間、その後1日1回12日間点眼と少ない点眼回数で済むので忘れやすい人や学校に通っている子供などには点眼回数を守りやすいので使いやすいと思います。使用時はキャップをしたまま点眼容器を下に向け数回振ってからキャップを開けて点眼するように注意することを患者さんに伝えようと思いました。(中付きの薬の説明の時など)M.S
勉強会へ参加できていないので(外来に出ていた為)詳しい内容はまだわかっていませんが、いただいた概要を読んでみて、症状のところに濁りのある粘性の点眼液と書いてあったので患者さんたちがネバネバして見えにくくなることはあるのか気になりました。抗菌剤は対抗菌で薬の効果がなくなることがあるので、たくさんの種類が増えることはいいことだと思いました。参加した方に詳しく教えてもらいます!K.Y
感染症治療薬・・結膜炎、眼瞼炎、麦粒腫、涙のう炎に
1本2.5mlと少量・・少ない回数と短い期間の点眼(粘性のため、長く留まる)そのため、点眼後5分程度ぼやけるので注意!(朝起きた時の点眼が良い)
日本で唯一のマクロライド系 抗生物質点眼剤
Phが涙液に近い、苦味ほとんど感じないので使用感いい
長期投与で角膜障害の心配あり。点眼期間2週間まで。再投与は1ヶ月半以上空ける。
キャップをしたまま下に向け、数回振ってから元に戻してキャップを開けて点眼。(年度高いため)
開封前冷所(2〜8℃)保存、開封後は室温保存。
細菌の耐菌性の面でも初のマクロライド系の抗生物質は有意義
点眼回数・期間が少なくて済むことは患者さんの負担軽減につながる。
症状が辛いと指示よりも回数を増やし、期間を長めに自己判断で使う可能性も考えられるので副作用のことをしっかり伝え、用法用量を守っていただく。(1本2.5mlで50滴以上ある)
粘度が高く、液体が落ちてくる時間がかかるので点眼方法もしっかり伝えスムーズに使っていただく。K.M
15員環マクロライド系抗生物質点眼剤
アジスロマイシン水和物
ガチフロ殺菌するのに対してアジスロマイシン制菌する
一本処方のみ。成人には一日2回2日間、その後1日1回12日間点眼
小児には一日2回2日間、その後1日1回5日間点眼
開封後は常温、液状が粘性あり
耐性菌の問題を考えると抗菌薬の選択肢が増えることはとても望ましい
粘性の強い液体をスムースに点眼するコツをつかみ点眼指導に生かしたいです。
服用と違い苦みが感じにくいとのことは何よりです。
点眼直後の霧視は十分に伝え、点眼剤の付着は皮膚にどのくらい残るのか?点眼後の洗顔が必要なのか確認したいです。K.N
日本で唯一のマクロライド系後期点眼液
抗菌薬はガチフロ、クラビット、ベガモックス等色々あるが、薬剤に対する耐性が出てくると治療が困難になってくるので多方面から治療ができるようになることが望まれる。ジスロマック(抗生物質)の成分を点眼薬にしたもの。結膜炎、眼瞼炎、麦粒腫、涙のう炎、に適応がある。点眼液にポリカルボフィルという粘性がある物質が使われているため、より長く目に留まり、組織への移行性が高く、点眼液自体に苦味があるものの、口腔への流出は抑えることができそう。短期間の使用が基本で再投与は少なくとも1ヶ月半以上空けることが望ましい。
新しい抗菌薬が出ることは症状を繰り返す患者さんにとって嬉しいことだと思う。今までに見たことのないほどの粘性のある液に驚いたが垂直に点眼をすれば液切れは良いとのこと。容器の底に留まるので逆さ、もしくは逆さまでいかなくても容器口の付近にとどめておくような保管の仕方はどうなのだろうかと思ったが、そうすると、点眼時に体温で温められた容器内の空気が膨張して液があふれ出たり余分に出やすくなり容器の口を汚す原因にもなるのでやめた方が良いとのこと。使用する時だけ逆さまにし、軽く振るだけで十分ということなので注意したい。T.C
マクロライド系後期点眼液
目の表面にとどまり、目に浸透していく。
点眼期間は2週間まで。(組織に残りやすいため角膜障害を起こす可能性があるため)
アクネ菌には良く効く
ガチフロ、クラビットなどの耐性ができてしまっている場合、新しい系統の薬が良い。
眼瞼への移行性、滞留性がとても高い薬剤ということで感染症に期待ができる薬剤なのだと思います。
菌を増やさないようにする作用があるとのことなので、マイボーム腺炎になりやすい方などに適していそうだなと思いました。M.T
アジマイシン点眼液は結膜炎、眼瞼炎、麦粒腫、涙のう炎の症状に効果がある。
処方してから2日間は一日2回、その後1日1回と点眼回数が変わるので患者さんに説明する際は注意が必要だと感じた。S.M
アジマイシン(マクロライド系)ジスロマックと同じ→体内に止まる時間が長い
2〜8℃で保存だが、開封後は常温で1〜30日保管可能
粘りのある点眼なので点眼後ぼやけて見える。点眼前はキャップをしたまま逆さにして振る。内容量が少なく見えるが点眼する日数が1〜2週間なので足りる分は入っている。
長期的に点眼すると角膜障害を起こす可能性がある。
新たな抗菌薬点眼ということで治療の選択肢が増えるのは素晴らしいことだと思いました。
しかし、今までの点眼とは使用方法が違うことや長期的な使用により副作用の発現があるとのことでしたので処方の際には患者さん(特に年齢の多い方)への説明は徹底していかなければならないと思いました。リーフレットを渡しつつ、皆なで統一した説明ができるようにしていきます。M.K
症状;美白色で粘性がある。
用法効果:結膜炎一日2回2日間、その後1日1回5日間
眼瞼炎、麦粒腫、涙のう炎:一日2回2日間、その後1日1回12日間
注意:キャップのまま下に向け数回振ってから点眼する。
長期間使用すると角膜びらんなどを起こすことあり。再投与する場合は1ヶ月半から2ヶ月開ける必要がある。抗菌薬としては日本で唯一のマクロライド系のものである。粘性があるようなので用法も含め説明したいと思いました。S.J