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ドライアイ対策「まぶたの清潔」

ドライアイを改善、防ぐ方法の一つに「まぶたをキレイにすること」があります。 なぜまぶたをキレイにする必要があるのか? それはまつげの周辺に「まつげダニ」が潜んでいるからです。 まつげダニについては以前お話ししましたが、まつげダニはまつ毛の毛包に住んでいます。 実際の動画等はYouTubeなどで検索していただければわかりますが、あまり気持ちの良いものではありません。 まつげダニが生息する理由は ・お化粧落としをしっかりしていない ・つけまつ毛をしているのでまつ毛周辺の洗顔がよくできない ・ご高齢の方で、お化粧をしていない男女の方でもまつ毛ダニが観察されます。その理由は洗顔を疎かにしているからと言われています。 まつげの周りに付着しているフケのような物もまつ毛ダニのエサになるので、まつ毛周辺の清潔は保ちたいものです。 まつ毛専用のシャンプーを使用することで改善が見られるケースがありますのでご興味のある方は当院窓口までお問い合わせください。   以下は「まつげダニ」の生息イメージ画像と実物の拡大写真です。 [caption id="attachment_2920" align="alignnone" width="240"] 毛根に生息するまつげダニ[/caption] [caption id="attachment_2923" align="alignnone" width="378"] まつげダニはまつげの付け根の毛包に住んでいます。人間の皮膚寄生虫です。[/caption] まつげダニは人の皮膚の毛根や皮脂線に生息している寄生虫で、まつ毛根部にも生息します。 まつ毛の根元や毛根、まつ毛と並ぶ皮脂腺のマイボーム腺に棲み着き、症状が悪化したり、目の病気を併発させたりするのではないかと考えられています。 「まつげダニ」を抑制するためには「リッドハイジーン(眼瞼清拭;まぶたをきれいにすること)」が有効と言われています。 目元の汚れはフケ、目やに、酸化した脂、ホコリなどの異物、花粉などのアレルゲン、アイメイクまたはその化粧のこり、雑菌、ダニの死骸・排泄物などが原因です。 「まぶたをきれいにすること」でまつげダニの数が減り、自覚症状が改善することが確認されています。 メディプロダクトが20〜40代の女性にアンケートした結果によると、目の不快を感じている人はアンケート全体の70%以上、アイメイクをきちんと落としている人は全体の40%を満たしていませんでした。また、全体の70%以上が「まつげダニ」を知らず、まぶたの汚れが眼疾患の原因になることを認識していない人が全体の60%以上でした。 シリーズ3でお話ししましたが、ドライアイの原因のひとつに「涙と油の関係」があります。 涙には大切な3つの要素があります。それは「涙液(涙の主役栄養の宝庫)」、「脂質(涙の表面をカバーします)」、「ムチン(ネバネバ物質が涙をめにはりつけます)」です。 ところで、まぶたのまつ毛の根元の内側に「マイボーム腺」という皮脂腺があります。ここから分泌される「油」は涙にとって重要で」涙の乾燥を防ぎ、まばたきの摩擦から目の表面を守るなど、涙の強さとなめらかさを高めることに役立っています。 しかし、マイボーム腺の開口部が目やにでふさがっていたり、アイメイクでふさがっていると、油が正常に分泌されず、マイボーム腺の開口部で油が固まってしまい、栓でフタをしたような状態になってしまいます。そうなると油を分泌するマイボーム腺の働きが低下し、涙の機能がうまく働かず、ドライアイの症状を訴えることにもなります。マイボーム腺の開口部は綺麗に保つことが大切です。 冬は空気の乾燥と合わせて、花粉飛散も懸念されます。目のまわりの清潔を保ち、快適な視生活を過ごしていただきたいです。 参考;EYE Shampoo通信Vol3

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