目の構造と眼疾患について
先月のスタッフ研修会は千寿製薬さん主催の「目の構造と眼疾患」についてでした。
今回の話題は「結膜炎」です。
講習内容(要約)
結膜炎:結膜にウイルスや細菌が付着し炎症を起こす
①細菌性結膜炎:アレルギー反応の出来上がっていない小児や高齢者に多い
薬:抗菌薬として日本ではフルオロキノロン系がよく使われる(どの菌に対しても万遍なく効くため。しかしどの菌にもこの薬ばかりを使うと菌が耐性化してしまう。)
②ウイルス性結膜炎:(アデノ・エンテロ)
薬:有効な薬がない。抗菌薬やステロイドを投与(注:ヘルペスにはステロイドは禁忌)
伝染予防が大切。(家族とタオル・枕など分ける。院内では触れたものにはアルコール2度拭き)
考察
薬の効用と合わせ弊害も学ぶことができた。
有効な薬がない病気や感染の強い病気については予防が何よりも重要。
目を傷つけてしまう恐れのある作業をする時には保護メガネ(メガネ・ゴーグル)をすることを勧めたい。予防の観点から・・