ボシュロムオンラインセミナー:スタッフ研修レポート
8月19日(水曜日)にボシュロムオンラインセミナーが開催されました。
当院は休診日でしたが、スタッフは休みにも関わらず自主的に参加して、レポートはLINEを通じて迅速な提出をしてくれました。
本日、ここにシェアさせていただきます。
【レポート】 ボシュロムオンラインセミナー 2020/8/19
『コンタクトレンズ装用が新型コロナウイルス感染のリスクを高めるという根拠はない』
1 手指の衛生
2 きめられた交換頻度の遵守
3 適切なレンズ及びケースのケア
【コンタクトレンズ消毒剤の基礎知識】
・ハードレンズ
・マルチパーパスソリューション(MPS)
PHMB(塩酸ポリヘキサニド)を主成分
塩化ポリドニウムを主成分
・過酸化水素
・ポピドンヨード
2019年の使用比率 MPS55% 過酸化水素17% ヨウ素3%
【PHMB】
・細菌、真菌などにたいして広い抗菌スペクトラムを持つ
・アカントアメーバに対しての有効性
・目に対する安全性が高い
・多くのMPSに使用される
消毒の作用機序…微生物の細胞膜を破壊し、死滅させる
【レンズに付着したタンパク質について】
・巨大乳頭結膜炎を引き起こす
・微生物のレンズへの付着を増加させる
・イオン性素材にタンパク質がより多量に付着する
製品間で異なるが、シリコーンハイドロゲル素材に付着するタンパク質は変性タンパク質の割合が高いが、ただし付着量はシリコーンハイドロゲルのほうが少ない
イオン性SCLにおいては、タンパク質の付着により酸素透過係数が減少する
花粉の付着が増加することが考えられる
【レンズケアの手順とポイント】
手を石鹸でよく洗う→正しくSCLを外す→洗浄液を手のひらに3~5滴垂らし、一方向に線を描くようにして10秒以上こすり洗いする→レンズ両面とも液ですすぐ→4時間以上消毒使用前は液ですすいでからレンズケースと蓋は流水でこすり洗いをし、自然乾燥で完全に乾かす
・定期的にケースを交換する(1ヶ月以内に交換しているケースの汚染率が有意に低い)
・洗浄液と共にケースを交換する
・ボトルの汚染に注意(先端に触れないこと、開栓後はなるべく早く使うことが大切)
・ケア剤は空調のきいた部屋か冷蔵庫に保存することを推奨
MPSは緑膿菌に対して低音でないと消毒力が十分ではない
汚染菌はケース近傍の環境菌が多い為、洗面所を清潔にする
・消毒剤の詰替はNG 旅行などの際は携帯用の消毒剤を使う
【手洗い】
・特に親指、人差し指、中指の腹は念入りに
・洗ったらレンズに触れる指でレンズ以外に触れない
・ケースの蓋やブリスターは手洗いの前にあけておく
・水道のハンドル 親指、人差し指、中指の腹ではとじない
・なるべくペーパータオルで拭く
・アルコールで消毒した場合、指先がよく乾いてからレンズに触れる
現在販売されているレンズケア剤において、新型コロナウイルスに対して消毒効果があるという根拠がある製品はない。
【まとめ】
コンタクトレンズケアの重要性が改めてわかりました。
MPS・過酸化水素・ポピドンヨードなど様々な種類がありますが、いずれも擦り洗いが大切ということ、また、手洗いの仕方、手洗い後はレンズ以外に触れない等、患者さんへの説明、指導を徹底したいと思いました。
初めてコンタクトレンズを使用する患者さんには必ず説明をしていますが、コンタクトレンズは一歩間違えてしまうと失明に繋がってしまうこともありますので、より安全、安心して使用していただけるように、今一度きちんとした管理、使用方法を見直して行きます。
M.K
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8/19レポート
コンタクトレンズでのコロナ感染のリスクが高まる根拠なし!
コンタクトを安全に使用するために注意事項を守ることが重要
1.手指の衛生
2.決められた交換期頻度の厳守
3.適切なレンズ、ケースのケア
消毒剤の成分
多目的用剤MPS(塩化ポリドニウムを主成分)過酸化酸素消毒液 ポピドンヨード消毒剤
MPSがシェアの55%
レンズに付着したタンパク質
GPCなどの炎症を引き起こす
微生物のレンズへの付着を増加させる
花粉の付着増加
レンズ装用時のポイント
レンズのケースをはじめにあけとく、
手を石鹸でよーく洗う(親指、人差し指、中指は特に念入りに)
アルコール消毒使用したらしっかり乾かす
レンズケアのポイント
消毒前、装用前の2回すすぎで菌は1/1000〜1/10000程度減少する
ケア剤のボトルの先端には触れないように、早めに使い切る
ケア剤は空調の効いた部屋や冷蔵庫に保管が推奨される
レンズケースのケアは海外旅行時などはMPSで洗うことがお勧めされる(水質が日本より劣る可能性があるから)
コンタクト使用でのトラブルから身を守れるのは自分なので安全に使用するため、きちんと知識を得ることが大切
I.A
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8月19日 B&Lオンラインセミナー
〜レンズケアについて〜
コンタクトレンズ装用がコロナウイルスに感染する根拠はない。
レンズケアは大きく分けて3種類
・MPS(PHMB・塩化ポリドニウム)
・過酸化水素
・ポピドンヨード
MPS(PHMB)について
細菌や真菌に対して効果ぎあり。0.02%ではアカントアメーバにも有効でありプールの消毒にも使用されている
シリコンハイドロゲルは非イオン素材なのでタンパク質はつきにくいが変性タンパク質がつく
レンズに付着したタンパク質による影響
GPCを起こす
酸素透過性が落ちる
花粉が付きやすい
レンズケアのポイント
ケースを開けて準備してから手洗いをする
主に使用する3本の指ではなるべく物に触らないようにし清潔を保つ
タオルよりペーパータオルのほうが良い
ケア用品の詰め替えはしない方が良い
装着前もすすぐ方が効果が高い
コンタクトレンズを清潔に快適に使っていただくために患者さんにしっかりと伝えていきたいと思います。
S.J
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8/19 ボシュロムオンラインセミナー
(CLレンズケアの基本)
1.手指の衛生
2.決められた交換頻度の遵守
3.適切なレンズ及びケースのケア
(消毒剤)
・MPS(多目的用剤)が主流で、洗浄・すすぎ・保存・消毒全てが行える。使用率はCLケア用品の中で55%を占めている。
・MPSの主成分のPHMB(塩酸ポリヘキサ二ド)
細菌・真菌などに対して広い抗菌作用がある
(レンズに付着したタンパク質について)
・巨大乳頭結膜炎などの炎症反応を引き起こす
・微生物のレンズの付着を増加させる
・イオン性素材にタンパク質がより多量に付着する
・イオン性SCLはタンパク質の付着により酸素透過係数が減少する
・花粉の付着が増加する事が考えられる
(手洗い)
・石鹸と流水でまんべんなく十分に洗う
※特に親指・人差し指・中指
・洗ったら、レンズを触る指でレンズ以外を触らない
洗浄)
・CLにMPSを3〜5滴落とし、約10秒間こすり洗いする
※同一方向に動かし、円を描かない
※こすり洗いにより、菌は1/10〜1/100程度に減少する
(すすぎ)
・MPSでレンズ両面の残留物を洗い流す
※水道水ですすがない
※CL装用前にも行う事が推奨される
(消毒・保存)
・レンズケースにレンズを入れ、キャップをしっかり閉めて4時間以上放置する
(レンズケースの管理)
・ケースを洗浄する際は中のMPSを捨て、液を注ぎ足さない
・ケースと蓋をMPSでこすり洗いする
・汚染を防ぐ為、しっかり乾燥させる
・ケースとMPSは定期的に新しいものと交換
※1ヶ月以内に交換していると汚染率が低い
レンズケアのポイント)
・洗浄液のボトル先端に触れない事、開封後はなるべく早く使うことが大切
・MPSは緑膿菌に対して低温でないと消毒力が十分でない為、ケア剤は空調のきいた部屋か冷蔵で保存する
・汚染菌はケース近傍の環境菌が多い為、洗面所を清潔にする
・消毒剤の詰め替えはNG
(コロナとCL)
・CL装用がコロナ感染のリスクを高める根拠は無い
・現在販売されているケア剤において、新型コロナウイルスに対して消毒効果があるという根拠がある製品はない
(感想)
今までCLのケアは難しいイメージがありましたが、基本やポイントが知れてとても勉強になりました。
ケアがしっかりできていなくて目に違和感を抱き受診される患者様も時々いらっしゃるので、ケアの仕方を伝えるスタッフの役割はとても重要だと感じました。
特に、初めてCLケアを行う学生さんなどには手洗いの大切さや保存の注意点を丁寧に伝えていきたいです。
S.M
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ボシュロムオンラインセミナー
コンタクトを安全に使うための注意事項
①手指の衛生
②決められた交換頻度の遵守
③適切なレンズ及びケースのケア
コンタクトレンズ消毒剤の分類
○ハートレンズ用
○ソフトレンズ用
・多目的用剤(MPS)
①PHMB(塩化ポリヘキサニド)を主成分
②塩化ポリドニウムを主成分
・過酸化水素消毒剤
・ポピドンヨード消毒剤
CL消毒剤のシェア率は78%がSCLのケア用品で、そのうち55%をMPSが占めている。
PHMB(塩化ポリヘキサニド)
・アカントアメーバに対して有効性がある。
・目の安全性が高い。
・多くのMPSに使用されている。
消毒することによって、微生物の細胞膜を破壊し死滅させる。
涙液成分の一つであるリゾシウム(タンパク質)は、涙にあるうちは悪さをしないが、CLに付着することによって変性し、性質が変わる。
タンパク質がCLに付着すると…
・GPCなど炎症反応を引き起こす。
・微生物のレンズへの付着を増加させる。
・イオン性素材にタンパク質がより多量に付着する。
・花粉の付着が増加する。
手洗いのポイント
○まんべんなく十分に洗う
(親指、人差し指、中指を重点的に)
○洗ったらレンズ以外に触れない
○なるべくペーパータオルで拭く
●レンズケアのポイント●
①正しくこすり洗いする
レンズを手のひらにのせ、MPSを3〜5滴落として、約10秒間こすり洗い。裏も同様。
※同一方向に指を動かす。円を描かない(破損の原因)
②十分にすすぐ
レンズの両面をMPSですすぎ、残留物を取り除く。(装用前も行うと尚良い。)
※水道水で洗わない。
③消毒・保存
製品によって決められた時間が違うので、必要な時間はしっかり消毒する。
④レンズケースの管理
○レンズケース内の液は捨て、つぎたさない。
○ケースと蓋をよくこすり洗いする。
※海外では水道水ではなくMPSを使うこと。
○自然乾燥させる。
・清潔なティッシュで拭き取ることは有効。
○定期的に新しいものに交換する。
※1カ月で交換(長くても3ヶ月)
MPSは開封後1ヶ月で使い切り、同時にケースも交換することが好ましい。
⑤その他
・ボトルの先端には触れず、早く使い切ることが大切である。
・ケア剤は空調の効いた部屋か冷蔵庫に保存することを推奨。
・詰め替えはだめ。旅行は携帯用の消毒剤を使う。
1dayCLと比べて2週間や1ヶ月タイプのCLは感染リスクが上がるため、毎日の正しいケアが重要だということを改めてわかりました。初めてCLを使う方にも、慣れてケアが雑になってる方にも正しい手洗い、CLやケースのケアの仕方を伝えて、安全にCLを使っていただくようにしたいと思います。
M.S
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BAUSCH+LOMB オンラインセミナー
CL装用がコロナ感染リスクを高める根拠はない!
コンタクトレンズケアの基本
①手指の衛生
②決められた交換頻度の遵守
③適切なレンズ及びケースのケア
ソフトコンタクトレンズ消毒剤の基礎知識
⚫︎多目的用剤(洗浄・すすぎ・消毒・保存を1本で)←主流
⚫︎過酸化水素消毒剤
⚫︎ポピドンヨード消毒剤
レニューフレッシュ(多目的用剤)
⚫︎消毒剤有効成分・・ポリヘキサニド(PHMB)は
・細菌真菌などたくさんの菌に対して効果あり
・アカントアメーバに対して有効性あり
・眼に対する安全性が高い
⚫︎配合成分・・ポロキサミンはうるおい成分回復
ハイドラネートはタンパク除去
レンズに付着したタンパク質は
⚫︎GPCなどの炎症反応を引き起こす
⚫︎微生物・花粉の付着を増加させる
●イオン性SCLにおいては酸素透過性を減少させる
〜安全にコンタクトを使用するために〜
コンタクト装用の基本サイクル
手洗い・・石鹸と流水でまんべんなく十分洗う
↓ 洗ったら使用指はレンズ以外触れない
CL装脱 ペーパータオルで手を拭く
↓
レンズケア①こすり洗い 人差し指で同一方向
②すすぎ MPSで!水道水×
③消毒 ケースに入れキャップをする
④保存 レニューは4時間以上放置
↓
手洗い
↓
CL装用・・すすぎを推奨(更に菌減少)
↓ ケースの洗浄と乾燥
※ケースと開封後MPSは1ヶ月交換好ましい
withコロナの時代となり、様々な菌から自分自身を守るために、基本に立ち返ることの重要性を感じました。コンタクト初心者にはもちろんですが、熟練の方にもコンタクトケアの振り返り指導をすることも有効かもしれないと思いました。
K.M
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Bausch + Lombオンラインセミナー
レンズケアの基本
-ウィズコロナ時代に基本に立ち返る-
【安全にレンズを使用するための注意事項】
❶手指の衛生
❷決められた交換頻度の遵守
❸適切なレンズおよびケースのケア
【コンタクトレンズ消毒剤の分類】〜ソフトコンタクト〜
▶︎多目的用剤(マルチパーパスソリューション;MPS)
❶PHMBを主成分
❷塩化ポリドニウムを主成分
▶︎過酸化水素-消毒剤
▶︎ポピドンヨード-消毒剤
【レニューフレッシュの成分】〜ボシュロムの洗浄液〜
▶︎消毒剤(有効成分)
・ポリヘキサニド(PHMB)
ダイメッド®︎1.1ppm(0.00011%)
▶︎配合成分
・緩衝剤 ・等張化剤
・安定化剤 ・pH調整剤
・非イオン性界面活性剤 ポロキサミン
・ハイドラネート®︎(タンパク除去)
▶︎表示指定成分
・エデト酸ナトリウム
【レンズに付着したタンパク質】
▶︎GPCなどの炎症反応を引き起こす
▶︎微生物のレンズへの付着を増加させる
▶︎イオン性素材にタンパク質がより多量に付着する
▶︎シリコーンハイドロゲル素材に付着するタンパク質は変性タンパク質の割合が高い
▶︎イオン性SCLの場合タンパク質の付着によりDkが減少する
▶︎花粉の付着が増加することが考えられる
【手洗いのポイント】
▶︎石鹸と流水でまんべんなく十分に洗う
・特に親指、人差し指、中指の腹は念入りに
▶︎洗った後はレンズに触れる指でレンズ以外には触れない
・ケースの蓋やブリスター➡︎手洗いの前に開けておく
・水道のハンドル➡︎レンズに触れる指で触らない
▶︎なるべくペーパータオルで拭く
▶︎アルコールで消毒した場合、指先がしっかり乾いてからレンズに触れる
《レンズケア》
すすぎをしっかり行うことがポイント!
❶レンズの両面をしっかりすすぐ
❷洗浄後だけでなく装着前にもしっかりすすぐ
(すすぎ2回で菌は1/1000〜1/10.000程度減少させる)
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普段からケースを変えない方や手洗い後にまだ手が濡れているのにレンズを装用する方など、使用方法が雑になっている方が多く見られるのでしっかり指導しなくてはいけないなと再度思いました。
ちょっとしたことでコンタクトレンズからなる病気を予防できるはずなので患者さんにもしっかり理解して家族間などでちょっとずつシェアもしてもらいたいです。
K.Y
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ボシュロム オンラインセミナー(8/19)
レンズケアの基本について
・手指の衛生
・決められた交換頻度の遵守
・適切なレンズが及びケースのケア
消毒剤の基礎知識
SCL用には主にMPS、過酸化水素、ポピドンヨード等の種類があるが1本でケアができるMPSが使用されている割合が一番多い。
MPSによく使用されているPHMBは細菌・真菌に対して効果があり、高濃度にするとアカントアメーバー角膜炎の治療にも使用されていたり、米国のプール日和消毒剤にも使用されている安全性のあるもの。
CLに付着するタンパク質
レンズにタンパク質が付着することで、GPC等の炎症反応を引き起こす。
また、花粉が付きやすくなったり酸素透過性が低くなることもある。
イオン性のSCLはタンパク質が付着しやすい。
非イオン性のシリコーンハイドロゲルSCLは全体量としてはタンパク質の付着は少ないが変性タンパク質の割合が高い。
レンズケアの手順とポイント
・手洗い
特にレンズに触れる指は念入りに洗う。
☆洗ったらレンズに触れる指でレンズ以外のものに触れない。(手洗いの前にケースの蓋やプリスターパックを開けておく。水道のハンドルも指では触れない)
ペーパータオルがベストだが清潔なタオル等を使用。
アルコール消毒した指はよく乾いてから。(レンズはプラスチックなのでアルコールに弱い)
・レンズケア
擦り洗いは同一方向に。(円をえがく洗いかたは破れやすいので✕)
すすぎを十分に行う。(水道水は絶対に駄目。装着前にもすすぎを行うことで菌を減らす効果有り)
消毒時間を守ること。
過酸化水素の消毒剤も擦り洗いをした方がよい。
レンズケースや消毒剤の取り扱い
ケースに入れて使用した消毒剤は継ぎ足して再度使用しない。
レンズ装着後はケースを洗い自然乾燥させる。(メーカーとしてはMPSで擦り洗いを推奨品するが、日本国内であれば水道水で洗っても良い)
ケースの自然乾燥には時間が掛かるので、予め清潔なティッシュで軽く拭くか2個以上のケースをローテーションで使用する等工夫する。
ケースは1ヶ月程度で新しいものに変える。(抗菌効果あるとうたわれているケースであっても)
MPSボトル汚染を避けるため、ボトル先端に触れない。
ケア剤は涼しい部屋か冷蔵庫で保管。(MPSは緑膿菌に対しては低温でないと消毒力は十分でないということもある)
ケア上、洗面所に置いているということも多いがケース等置く場所は清潔にする。
旅行時、携帯用にケア剤を詰め替えるのは良くない。(予め少量で販売されているものを使用する)
CL装用がコロナウイルス感染のリスクを高めるという根拠は無いが、今一度レンズケアの基本に立ち返って安全にCLを使用する必要がある。
CLをこれから使い始める方だけでなく、使いなれている方にもお手入れが自己流になっていないか?安全に使っていただくために細かいところまで注意してほしいことを伝えられるようにしたいと思います。
T.C
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ボシュロムオンラインセミナー
レンズケアの基本
コンタクト装用がコロナの感染リスクを高める根拠はない
・手指の衛生
・決められた交換頻度の遵守
・適切なレンズ及びケースのケア
消毒剤について
・多目的用剤(MPS)
・過酸化水素
・ポピドンヨード
MPSが主流になっている
主成分はPHMBや塩化ポリドニウム
・PHMB(塩酸ポリヘキサイド)は、細菌・真菌、アカントアメーバに対して有効性がある
眼に対する安全性が高い
(米国ではプールの消毒剤にも使用されている)
多くのMPSに使われている
『レニューフレッシュ』PHMB
界面活性剤ポロキサミンにより、脂質の汚れを除去しドライスポットを埋めて涙液を引き寄せる
コンタクトレンズのタンパク質
レンズにタンパク質が付着する事でGPCなど炎症反応を引き起こす
イオン性素材にタンパク質がより多量に付着する
タンパク質の付着により酸素透過性が減る
花粉の付着が増加する
レンズケアの手順とポイント
・メイクしている場合はレンズを外してからクレンジングする
レンズケースや蓋は手洗い前に開けておく
(手洗い)
石鹸と流水でまんべんなく十分に洗う
洗ったらレンズに触れる指でレンズ以外触れない
なるべくペーパータオルで拭く
①レンズはこすり洗いをする
一方向10秒以上裏表こする
こすり洗いすることで、菌は1/10〜1/100程度減少する
シリコーンハイドロゲルCLから微生物を除去するのにこすり洗いが最も効果がある
②すすぎを十分に行う
※水道水ですすがない(浸透圧によりレンズの変形、レンズ内に雑菌、アメーバが侵入する)
洗浄後だけでなく、装着前にもすすぐ事が推奨されている
レンズケース
レンズケースの液は毎回捨てる
ケースと蓋をMPSでよくこすり洗いする
自然乾燥させる
MPSは開封後1ヵ月以内に使い切り、レンズケースも交換する
ケースの汚染菌はケースの近傍の環境菌が多いため洗面所も清潔にする
コンタクトレンズは、慣れてくると扱い方も当初に比べると簡素化しがちになると思います。手洗い、レンズのこすり洗いなど、もう一度きちんと伝えていきたいと思いました。
M.T
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ボシュロムオンラインセミナー
『CL装用が新型コロナウイルス感染のリスクを高めるという根拠はない』
1.手指の衛生
2.決められた交換頻度の厳守
3.適切なレンズとケースのケア
【コンタクトレンズ消毒剤の基礎知識】
HCL用消毒剤
*SCL用消毒剤*
1.MPS PHMB(塩酸ポリヘキサニドを主成分)
2.過酸化水素
3.ポピドンヨード
【レニューフレッシュの成分】
消毒剤(有効成分) ・ポリヘキサニド(PHMB)
配合成分 ・緩衝材
・等張化剤
・安定化剤
・pH調整剤
・非イオン性界面活性剤ポロキサミン
・ハイドラネート(たんぱく除去)
表示指定成分
・エデト酸ナトリウム
【上記消毒剤PHMB】
・細菌・真菌に対して広い抗菌スペクトラムをもつ
・高濃度ではアカントアメーバ角膜炎の治療にも使用される
・アメリカではプールの消毒剤にも使用されており、安全性が高い
・多くのMPSに使用されている
・CL消毒剤においては、同程度濃度であっても製品によって消毒効果が異なる
・製品によって角膜上皮への影響も異なる
”消毒の作用機序”
微生物の細胞膜を破壊し死滅させる
”界面活性剤ポロキサミンの作用”
・脂質などの汚れを除去するだけでなくドライスポットを埋めて、涙液を引き寄せ、レンズ表面の潤いを回復させる
「レンズに付着したたんぱく質について」
・巨大乳頭結膜炎などの炎症反応を引き起こす
・イオン性素材にたんぱく質がより多量に付着する
・製品間で異なるがシリコンハイドロゲル素材に付着するたんぱく質は変性 たんぱく質の割合が高い
イオン性SCLにおいてはタンパク質付着により酸素透過性(Dk)値が減少する
・花粉の付着が増加することが考えられる
【レンズケアの手順とポイント】
1.洗浄 手を石鹸と流水でよく洗う (しっかり乾燥)
2.すすぎ レンズ洗浄は洗浄液を3~5滴つけ一方向にこすり洗いする(両面)
レンズケースもMPSでこすり洗いしてからしっかりすすいで清潔な場所で乾燥させる
4.消毒 消毒完了時間(レニューは4時間)以上必ずつけ置く
5.装用 装用前にもう一度洗浄液ですすぐ
【手洗いポイント】
*石鹸と流水でまんべんなく十分に洗う
(とくに親指、人差し指、中指の腹は念入りに)
*洗ったらレンズに触れる指でレンズ以外には触れない
(ケースの蓋やブリスターパックは手洗い前に開けておく)
*水道のハンドルは 親指、人差し指、中指の腹で閉じない
*なるべくペーパータオルで拭く
*アルコール消毒した場合、指先がよく乾いてからレンズに触れる
【こすり洗いの効果】
*こすり洗いにより1/10~1/100程度減少する
*ウイルス(数種に対して)こすり洗いとすすぎを行った際の
多目的用剤のSCLの消毒効果が向上した
*シリコンハイドロゲルCLから微生物を除去するには擦り洗いが最も効果的である
レンズケアのポイント】
*すすぎを充分に行う* *レンズ表面をMPSですすぎレンズ表面の残留物を充分に取り除く
*水道水ですすがない*浸透圧によりレンズが変形しレンズ内に雑菌アメーバが侵入
*洗浄後だけでなく装着前にも行うことが推奨される
すすぎ2回で、菌は1/1000~1/10000程度減少させる
*レンズケースにレンズを入れてキャップをしっかり閉めて4時間以上放置する
(レニューの場合)
【レンズケースの管理】
*レンズケース洗浄の手順*
*レンズケース内の液を捨てる
※次ぎ足して使用しない
*ケースと蓋をMPSでよくこすり洗いを行う+すすぎ洗いする
*自然乾燥させる
・不完全な乾燥状態のケースの汚染率高い
・清潔なティッシュペーパーなどで拭きとることは有効
・ケースを二つ用意することも推奨される
*定期的に新しいケースに交換する
・一か月以内に交換しているケースの汚染率は優位に低い
・MPSは開封後一か月以内に使い切り、同時にケース交換もする事が好ましい
【レンズケアのポイント】
*ボトルの汚染に注意
・先端に触れない 開封後はなるべく早く使い切る
*ケア剤は空調のきいた部屋か冷蔵庫に保存することを推奨
・MPSは緑膿菌に対して低温でないと消毒力は十分ではなかった
*汚染菌はケース周りの環境菌が多いので洗面所を清潔に保つ
*消毒剤を別容器に詰め替えて使用しない。
・旅行などでも詰め替えボトルなどで使用しないこと
現在販売されているレンズケア剤において、新型コロナウィルスに対して消毒効果があるという根拠がある製品はない。
『考察』
コンタクトの取り扱いは、ほぼすべての方が時間経過と共に変化してしまう。と日々感じています。
【たまたま運よく感染症にかからなかったこと】がこれで大丈夫という過信に変化してしまうことの危うさを多くの方にお伝えし、基本に立ち返って安全な取り扱いをお伝えしようと思いました。
K.N