深部静脈血栓症DVTと肺塞栓症PTEを拝聴して
「深部静脈血栓症DVTと肺塞栓症PTE」について
島田市民病院:露木義章先生の講演を10/13(木)宮美殿で拝聴しました。
DVTは好発部位は下肢の深部静脈で頻度は12人/10万人、PTEは62人/100万人だそうです。
DVTの急性期症状は下肢の疼痛やむくみ、変色とのことです。
診断としてはファーストチョイスとして下肢静脈のエコーです。
その他、CT、MRT等です。
PTEの症状としては頻脈、呼吸困難、失神、時として心肺停止もあり得るそうです。
病態としては、DVTは下肢の細い静脈に血栓ができこれが肺の血管につまるとPTEの状態になります。
治療としては抗凝固療法、血栓溶解療法、下肢静脈フィルターなどがありPTEにおいてはケースによっては肺のバルーンカテーテルもあるそうです。
DVTの一般的治療は予防を含め弾性ストッキングが一般的です。
また、災害時はDVT、PTEの頻度は著名に上昇するため避難所では積極的に運動をしたり水分を十分に取ることが大切です。
眼科領域でも血栓が原因として網膜静脈血栓症や網膜動脈閉塞症などがあります。
内科的な知識を勉強することで眼科治療の再確認ができました。