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網膜疾患へのips細胞の臨床応用を拝聴して

先日、上記講演会が先端医療センター眼科の平見泰彦先生をお招きして開催されました。 再生医療のもとになる細胞として幹細胞があり、この幹細胞とは2通りあり1つは多能性幹細胞でありES細胞(胚性幹細胞)やips細胞(人工多能性幹細胞)です。 もう一つのカテゴリーとしては細織幹細胞(成体幹細胞)です。 滲出(しんしゅつ)型加齢性黄斑変性症(AMD)という疾患には現在行われている治療として 抗血管新生薬、光線力学療法、レーザー治療、新生血管抜去術等がありますが完治はなかなか困難な状況にあります。 今回行われた治療はAMDに対し自家ips細胞由来のRPE細胞シートを作成しこれを網膜下新生血管を除去した後に移植したわけです。 現在、術後6ヶ月が経過しましたが有害事象は無く、見えかたの質(QOV)の改善が認められたそうです。 今後こうした先端医療がさらに進化しAMDも完治できる日が来ることを願ってやみません。 2017/1/26

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