ブログ

blog

ホーム スタッフ研修レポート 知っておくべき眼光学の基礎3

知っておくべき眼光学の基礎3

スマホ時代の快適矯正

乱視によるある程度のボケ像は大脳で明瞭な像に修復され、偽調節として役立つ。

過度のボケ像は調節を誘発し、毛様体筋の緊張を高める。 ・遠近眼鏡レンズは二重焦点はパソコンなどの中間距離は見にくい。 遠近累進は遠方光学部は広く近方工学部が狭い。遠近共それなりの鮮明さで見えるがどの距離にもしっかりピントがあっているわけではない。パソコンを見る場合は累進の方が良いが、中間が広いデザインをを選ぶと良い。周辺部は歪んで見えるので視線をキョロキョロすると良くないことを伝える。 近々累進はパソコン画面と近用の光学部が比較的広くパソコン画面から手元までが視対象。近くの度数から決める。 ・両眼共に乱視軸が同じ場合は乱視不同視を生じないので比較的強度の乱視も矯正可能。 直乱視と到乱視、斜乱視の向きが違う場合などは乱視不同視を生じ不快感を訴えやすい。左右左は-2.00から2.50が限度。 ・60才でも初めて使う遠近眼鏡は加入+1.75くらいまで。 ・レフ値がばらつきがある場合など不安な時は処方をしないように見極める。 眼鏡処方は同じ数字でも快適さが人によって異なるので、基本をしっかりと頭に入れて、ベストを見つける方が大事だと思いました。処方時に特に乱視はいつも悩むのですが、ボヤけるのが気にならなければ、残す方が快適になるので、球面、乱視共にマイナスレンズは入れすぎないよう気をつけたいです。S.J  

快適なメガネ処方の手順とは

快適なメガネ処方の手順とは→レフをいかに正しく撮るかが重要(レフが正しく測定できているかは、測定中の様子で測定者しか判断が難しい。測定後のデータだけでの判断は難しい) ✴︎検眼枠が合ってるものを選べないと正しい屈折が得られなくなってしまう。 ✴︎遠視矯正のときはレンズ交換法に気をつけ、裸眼の状態を作らないようにする。重ねて重ねて重ねて抜く! ✴︎乱視はボケが気にならないようならば、矯正しない方が楽な時もあるので確認しながらレンズを決めてく。個人差が大きいので見極めが難しい。 ✴︎今まで過矯正のメガネを使用してた患者さんの処方は難しい。眼精疲労を減らす目的で処方するとこに納得してもらい検査を進める。片眼チェックで見えづらい方を上げたくなるけど、見えづらい方に合わせて見えてる方を下げる方法も患者さんの満足に繋がる一つのテクニック。 ✴︎遠近両用メガネは年齢がかなり上の方であっても初めての場合はADD+1.75が限度。初めての方には加入入れすぎないこと!   メガネ処方は視力の出がいいメガネを処方するのではなくて、患者さん一人一人にとって快適な見え方を提供することが目的なので、度数調整について患者さんが納得できる説明や処方をしていきたいです。 処方成功は自分のやる気にも繋がるので処方経験を積み、どんなケースでも柔軟に検査できるようにこれからも勉強していきたいです。I.A  

患者さんとしっかりコミュニケーションをとりながら処方する事も大事

✔️レフをしっかりとる ✔️検眼枠はしっかり瞳孔が中心にくるもので合わせる ✔️レンズ交換もしっかりルールに沿う ・近視はレンズを抜いてから次のレンズ ・遠視はレンズを重ねてから次のレンズ ✔️乱視によるボケ像が過度な場合は調節を誘発してしまう ・乱視矯正の場合はぼやけるのが気になるのか確認しながらメガネ処方 ✔️初めての遠近両用は+1.75の加入(高齢の場合でも) ✔️レフ値のバラつきがある時は無理な処方はしない ・患者さんに次回再度処方する事をしっかり説明する 視力ではなく患者さんがどこを見たいのかに合わせた眼鏡処方のためにはやっぱり処方時に患者さんとしっかりコミュニケーションをとりながら処方する事も大事だと思いました。 細かく確認する事で患者さんが求める満足に繋がるのではと考えました。 そこに繋げるためには最初のレフが肝心なので流れ検査にするのではなく一つ一つ丁寧な検査で患者さんが求めるメガネを処方できるように頑張っていきたいです。 乱視矯正時にぼやけるのかぼやけないのか細かく確認して乱視を残すという処方もどんどん挑戦してより良いメガネになるよう心がけていきます。K.Y  

スマホ時代の快適矯正

・できる限り適切な他覚的屈折値を測定する。 ・他覚的屈折値を参考に、正しく自覚的屈折値を測定する。 ・自覚的屈折値を参考に、適切な橋正度数を求める。 ・適切な矯正度数参考に、調節域を適切な距離範囲にシフト•拡張させる。 •屈折矯正用具の処方で大事なことはただ単に視力値を良くするだけではなく、快適な見え方を提供すること。 •快適な矯正の提供に必要なことは視力補正の知識だけではなく、個人ごとに異なる調節域をイメージして、必要とする視空間に的確にピント位置をシフト・拡張する技術が必要である。   3回目ということもあり、前回、前々回の復習を兼ねるような内容となってきました。 まず、レフをきちんと取り、患者さんにあった検眼枠を選択するという基本的なことを大切にするのが第一。 そこから患者さんの求める見え方と、こちらが患者さんにとって1番快適な眼鏡となるように擦り合わせをしながら検査をすることが必要だと思いました。 また、乱視が入る眼鏡の処方で少し悩むこともあります。 初めて乱視の入った眼鏡を処方する時が多いですが、見え方としては乱視を入れた方が素直に見えることもある。 そのため、どの程度の強さで入れるのか慎重に進めていきたいと思います。M.K  

調節力は40〜50歳から一気に低下する

調節力は40〜50歳から一気に低下する為、メガネ合わせが一番難しい年代。 物を見た時にボケたと思った瞬間に調節が働き、一度調節が働くと戻りにくく、ピントを合わせようと毛様体が働き疲れてしまう。 しかし、ある程度ボケて見えていても脳でクリアにしてくれればしっかりピントがあって見えて偽調節として機能する。 患者さんが見たい距離の確認や、その方の調節力を考慮して一人一人にあったレンズをお勧めする。 遠近で処方した際には、レンズのデザインによって見え方が変わる為、どこが見やすくてどこが見づらいか、特徴を必ず説明する事が重要。   レフ値で乱視があったら乱視レンズを入れた方が絶対見やすいだろうと思っていました。しかし、今回の講演でぼやけが気にならなければ偽調節として機能する。そのため、乱視を入れなくて良い時もある。また、調節によって乱視量が変動したり軸が回転する場合は矯正しない方が快適な場合もある事を学べました。 数値に惑わされず、患者さんの見え方をその都度確認して、その方にとって快適なメガネを処方していきたいです。S.M  

患者さんがどこを見たいのかをちゃんと聞き出すこと

◯オートレフを正確に測る ◯適切な検眼枠を選ぶ (瞳孔間距離が近い検眼枠を選ぶ) ◯レンズは角膜からの距離が12㎜になる距離に入れる ◯マイナスのレンズは前のレンズを抜き取ってから次のレンズを入れる ※絶対にレンズを重ねない! ◯プラスのレンズは次のレンズを重ねてから、前のレンズを抜き取る ※遠視の場合は裸眼を作らない! ◯乱視によるある程度のボケ像は大脳で明瞭な像に修復され、儀調整として役立つ ◯二重焦点レンズは、遠方と近方が鮮明に見えるが、中間距離にピントが合わない ◯遠近累進屈折力レンズは、どの距離でもそれなりの鮮明さで見えるが、どの距離にもしっかりしたピントが合ってない ◯調節によって乱視が変動する人がいる レンズの抜き入れの仕方は、検査の時も元々気をつけていたことなので、これからも意識して続けていきたいと思いました。 検眼枠は悩むところでもあるので、機械と定規を使ってダブルで確認して、正しい検眼枠を選ぶように心がけていきたいです。 また、レンズをケースに戻す時は今まであまり考えたことがありませんでした. 取り出した時に180度の方向に乱視がなるようにしまうということを知ったので、これからは誰が使っても使いやすいように、方向を確認してしまうように心がけます。 遠近の眼鏡の種類も色々あるので、その患者さんがどこを見たいのかをちゃんと聞き出して、適切な眼鏡を選びたいです。 乱視を入れる時も悩む時があるので、儀調整を使ってどの向きが見やすいかや乱視がない方が鮮明に見えるかなど細かく確認しながら患者さんにあった適切な眼鏡を処方できるように精進したいです。Y.S  

バランスと心地よい矯正レンズはどれか?

①できる限り適切な他覚的屈折値を測定する ②他覚的屈折値を参考に、正しく自覚的屈折値を測定する ③自覚的屈折値を参考に適切な矯正度数を求める ④適切な矯正度数を参考に、調節域を適正な距離範囲にシフト・拡張させる 乱視の補正をどこまで望むか? バランスと心地よい矯正レンズはどれか? 最良の眼鏡処方のため、基本に忠実に検査を行いたい。 装用者の眼鏡に対する理想の見え方から、快適な実用性の見え方へとシフトしていく。 経過を端折ってたどり着けるものではないので、患者さんとのコミュニケーションをしっかりとる。K.N こちらの記事も→知っておくべき眼光学の基礎2

乱視は場合によっては入れない方が患者さんにとっては楽な場合もある。。

・適切な他覚的屈折値を測定する →レフの測定数値が大きなカギとなるため、しっかりとレフを測定する ・他覚的屈折値を参考に、正しく自覚的屈折値を測定する →その人にあった検眼枠を使わないと正しい屈折値を測ることが出来ないため要注意 ・自覚的屈折値を参考に、適切な矯正度数を求める →レンズ交換方法はマイナス、プラスに応じて間違わないように行う(マイナスは前のレンズを抜き取ってから次のレンズを入れる、プラスは次のレンズを重ねてから前のレンズを抜く) ・適切な矯正度数を参考に、処方度数を決定する →無理な処方はしない、一人一人にあった快適な度数で処方をする 今回はレンズや検眼枠などの使い方を細かく学ぶことが出来ました。小さなことですが、基盤をしっかり選ばないと処方時に大きく影響すること、特に乱視は場合によっては入れない方が患者さんにとっては楽な場合もあるんだと学びました。 そして前回、前々回同様メガネ処方時には患者さんとのコミニュケーションがとても大切だと改めて実感しました。患者さんはもちろん、処方に携わる自分も満足のいくような処方が提供できるように頑張りたいと思います。 H.S    

スマホ時代の快適矯正

他覚的屈折値をいかに正確に測定するか? ・測定した値を参考に正しく自覚的屈折値を測定する。 ・瞳孔間距離が合っていないとプリズム効果が出てしまうので適切な検眼枠を選択する。 ・検眼レンズ枠、角膜頂点から12ミリ ・度数が強いものを内側へ入れる。 ・レンズ交換の際、遠視の場合は裸眼の状態を作らない。プラスレンズは重ねてから抜き取る。 自分で調節したくてもピントが合う範囲がある。または、見え方がボケてないと感じる場合は乱視は矯正しなくても良い。という話を聞いて、乱視を入れた方がくっきりしっかり見えて快適になると思っていたので衝撃的なお話でした。患者さんの求めているところと適切な度数を上手に見極めていきたいです。 M.T 日本眼光学学会HP

この記事を見た人は、こんな記事を見ています

モバイルバージョンを終了