失敗しないための屈折矯正
目は調節力があり、普段の検査で得ている屈折値はある程度幅がある
目は調節力があり、普段の検査で得ている屈折値はある程度幅があることがわかりました。
その調節力を理解しつつ、なるべく低矯正で視力を出すように心がけないと快適な眼鏡やコンタクト処方ができないと感じました。
その為にも今回学んだ検査方法で検査していこうと思います。
1.オートレフをしっかりと撮る
マイヤーリングはしっかりと出ているか
数値がふれ幅0.75以上ないか。
瞳孔が速やかに縮瞳するか
2.レフ値より
円柱度数-0.75弱めの度数
球面度数0.75プラスより
検眼レンズを選択する。
3.フローチャートに沿って測定
球面度数を足す
レフ値を超えるようなら円度数を足す
レフ値を超えるようなら自覚的乱視検査
4.自覚的乱視検査
✴︎放射線状乱視表
最も明確に見える軸の小さい数
字✖️30度に乱視を入れる。
✴︎スリット板による測定
最小錯乱円の矯正より-1.00しスリット板を回してはっきり見えるところが乱視の軸
球面レンズを足していく。
スリット板を90度回転させる
はっきり見えるまで球面面レンズを入れる。
この差が乱視度数になる。
5.眼鏡処方は両眼同時雲霧法
不同視がないこと左右が-2.00以下であることを確認する。
視力検査度数の乱視はそのまま球面は+3.00する。
両眼-0.50ずつ入れ0.5〜0.7まであげる。
左右バランス確認しみやすい方に+0.25する。
さらに-0.25ずつ入れていく両眼視で1.2見える最弱度数で試し掛けする。
両眼同時雲霧法の方が矯正値が強い場合は外斜位が存在する可能性がある。プリズムを入れる方がいいかも!
レッドグリーンはあまり参考にならないとのこと。
視力検査をしていると見えるように、度を足してしまう傾向だったように思います。
屈折や調節のイメージを頭に置きつつ、快適に過ごせる眼鏡を提案できるようにしっかりと検査をしていこうと思います。S.J
どういう形で検査をすれば快適な矯正ができるか?
•視力の値よりも、快適さが重要であることへの理解
•最高視力に固執する患者さんを育てない
•視力値に振り回されず、適切な矯正度数を設置する
⭐︎視力値にこだわり過ぎると、自分の本来見たいものが十分に見えないかも
最高視力の1.5見えるように合わせて欲しい!
(でも仕事はPC作業が多い)
→1.5見えるのがその方にベストな見え方なのか?
日常生活と仕事での使い良さは大丈夫?遠用と近用使い分けた方がいい場合もあるのでは?
これらを考えながら、満足のいく矯正度数の最弱度数で処方を目指す必要がある!
〜すぐに取り入れられる、検査時の注意事項〜
⭐︎レフ測定時
瞼の上げ方を注意しないと、眼球を押してしまったりマイヤーリングの形が変わってしまう。そうすると変に乱視の数値が出てしまう。
•指標をしっかり見てもらう
•瞼やまつ毛が邪魔にならないように、眼球を押さないように影を取る
⭐︎両眼同時雲霧法
片方ずつ見やすくしても、両眼視でバランス良く見れるようにしないといい矯正とは言えないとのこと。
両眼同時雲霧方が不同視の無い方にはやりやすい。
今回の講習は検査で実践的に取り入れやすい方法を教えてくれたのでこれから活用していきたいと思った。
時間をかけ過ぎて検査をするのも良くないと言っていたので、簡潔に患者さんに負担をかけず、どのスタッフが検査をしても結果に大差の出ない検査を目指していきたい。I.A
視力が出ているかではなく快適かどうかがポイント
✔️調節をしっかり考えた上での検査
✔️乱視軸をしっかり合わせる
レフを撮る際目がしっかり開いているかは確認していますが、実際数値に気を取られてレフを計測していたことに気がつきました。
しっかりマイヤーリングを観察した上で数値にばらつきがないか確認するように意識を変えて行きたいです。
乱視をレフ値だけで判断するのではなく乱視表など用いた細かい検査をしてスキルアップしていくことが大切だと思いました。
先日左右差がある子供のメガネを合わせた際レフ値の軸では気持ち悪い感じがし嫌だと言われた。
先輩に相談した際、レフ値の軸ではなく180度でかけさせてみるようアドバイスをいただいた。そうしたら、かけられるといったことを思い出しました。
こういった細かいところでメガネを掛けられるお子さんも増える。よって、しっかり知識を増やして柔軟に検査していくことが重要だと再確認しました。
✔️両眼同時雲霧をしっかり測定
両眼雲霧で調節が働いていないか、斜位の確認を意識して検査をしていくことが重要。
必要に応じてプリズムも考えないといけない人も中にはいるということもあるので視力を出すための検査をしないようにして行きます。
🔴視力0.7くらいで左右差確認
まずこれはしっかり実践して行きます!
✔️視力値ではなく快適かどうかをしっかり重視した度数選択
✔️度数は検査している側が選択する
視力が出ているかにどれほどこだわった検査をしていたか反省しました。
そうではなく快適かどうか目に合っているものなのかをしっかり考えた処方をして、眼科だからこそしっかりできる検査を提供できるようにスキルアップして行きたいです。K.Y
失敗しないための屈折矯正
調節をイメージすることが大事
調節のメカニズムはぼけたと脳に伝わり脳から毛様体筋に伝える。
水晶体を膨らませて近くが見える。縮めて遠くが見える。
屈折異常を正しく矯正する
オートレフは指標を正しく見てもらい、目をしっかり大きく開ける。
視力測定時、必ず指標を読ませる。
「分かりません」とは言わせない。
正答、誤答を知らせない。
屈折値を求めるとき、円柱レンズ度数はレフ値より0.75弱めに。球面レンズ度数はレフ値より0.75プラスよりから測定する。
乱視の測定方法では、スリット板を使い乱視矯正をすることができる。
スリット板の乱視矯正方法を初めて知りました。検査に活用したいです。眼鏡処方では片眼の見え方は比較させなくてよいとのこと。遠方に不満があれば両眼同時に-0.25する。
子供の処方時は雲霧をして低矯正を意識してたが大人の処方は見やすさを重視していたところがあったので子供同様に低矯正の疲れないようにという点も意識して処方していきたいです。M.T
屈折異常を正しく矯正する為に、オートレフを操作時スタッフが気をつける事
・指標を正しく見てもらう
・睫毛や眼瞼が遮らない
・マイヤーリングに乱れがない
・縮瞳が速やかに回復するか?瞳孔の動きを見る
快適な矯正度数を得る為の測定方法
・円柱レンズはオートレフ値より0.75弱め、球面レンズは0.75プラスよりにする
・不同視が無い場合は両眼同時雲霧法を活用
メガネの処方では、過矯正にならないように気をつけていますが、なかなか視力が出ない時は球面を足すべきか、乱視を足すべきか悩む事があります。
今回フローチャートで流れを解説して頂いたので、参考にして実践していきます。
いつも乱視はレフを参考にしていましたが、スリット板による検査の方法もある事を知り、試してみたいと思いました。
また、レッドグリーンは参考にならないという事や、視力値よりも両眼で見た時の快適さが重要である事を学べました。
今まで通り、過矯正に気をつけながら今回新たに学んだ検査方法を試して患者さんにとって快適なメガネを処方していきたいです。S.M
お子さんのメガネ処方についてはこちらの記事もご覧ください:小児のメガネ処方
現代人は調節力に振り回されている
•屈折異常を正しく矯正するために
多角的屈折値を正しく求める
装置の設定
測定時に心がける事、観察する事
•片眼と両眼の見え方は違う
•快適な矯正度数提供のために
最適な度数は処方者が決定する
視力値よりも快適さが重要と理解してもらう
最高視力に固執させない
視力値に振り回されない
現代人は調節力に振り回されているんだなというのが第一印象でした。
前回のセミナーでもありましたが、
生活において様々な距離を見なければならない現代は、目にとって優しくない世界であることは間違いありません。
そんな疲れ果てた目を救うことができるのが眼鏡なのだと思うと改めて、眼鏡の処方をすることは簡単ではないのだなと実感しました。
それを踏まえた上で今後自分がどのように処方を進めていくのかというと、まずは基本に立ち返ることが大切だと思います。
オートレフの測定時にはまつ毛がかからないよう大きく目を開けて、調節が入らないよう力を抜いてもらう。目が渇かないように瞬目をしてもらう。
検査時には正しい姿勢、正しい位置で、患者さんの目を見ながら検査時には弱い近視度数からスタート。と、今回の講習で習ったことを一つずつ振り返ることができました。
また、片眼だけで見た時と、両眼で見た時の見え方がかなり違うこと。視力の数値よりも快適さが重要ということから、患者さんとの対話もより大切になってくると思います。
説得、というわけではありませんが、この見え方の眼鏡を掛けることが患者さん本人にとってどれほどの有用性があるのか、生活がどの程度楽になるのかという所を理解して頂けるように努めて行きます。M.K
最高視力値に固執しない
・患者さんに視力値、度数を決めさせない。最高視力値に固執しない。
→使用時の快適さを意識する。視力値に振り回されず適切な調節イメージに基づく矯正をおこなう。(メガネを用途によって使い分けるなど)
・オートレフ測定時、瞼やまつ毛の影が入らないようにする事はもちろん、マイヤーリングの形が変形しないように注意。
→マイヤーリングの形が変形すると正しいレフ数値が出ない。
・円柱レンズは測定したレフ値より0.75弱め、球面レンズは測定したレフ値より0.75強めで矯正していく。
→片目と両目では見え方が違うので要注意。
・レッドグリーン
→調節が麻痺してる目であれば効果は大きい。(調節が働く正常な目では赤がはっきり見えるよう調節が働いてしまうため効果が薄い)
今回のセミナーでは検査について詳しく学ぶことが出来ました。検査をしているとどうしても最高視力値を出すことに注力してしまいがち。
前回同様、眼鏡処方時は患者さんの使用時の快適さや適切な調節イメージを考えることが大事だと改めて実感しました。
スリット版を使用した乱視矯正や、両眼同時雲霧法はまだやったことがないため習得できたら今後の検査に活かせるようにしたいです。H.S
うまく対話をしながら検査をしていかなければならない
屈折異常を正しく矯正するために
まず、他覚的屈折値を正しく求める。
光源は黄斑を捉えていないため、しっかり視線軸で測定したい。
そのためには視標を正しく見てもらい、眼瞼や睫毛が測定計を遮らないようにする。
マイヤーリングに乱れがないか。間違った眼瞼の上げ方をすると乱れが生じてしまうので注意。
視力検査に入る前にはレフをとっているが、正しく機械を操作できなければ意味がないので、バラつきの少ない精度の高い測定ができるように気を付けたい。
視力検査について、分かりやすいフローチャートを紹介いただいたので、実際に使用しなるべく短時間で正確な検査を毎回できるようになりたいと思った。
片眼と両眼での見え方は違う。
両眼でバランスよく見えるのが良い矯正であるため、快適な矯正度数を見つけるために、両眼同時雲霧という手技がある。
両眼同時雲霧は子どもの検査では使ったことがあっても、あまり大人のメガネ処方では使ったことが無かった。
メガネ処方時は、数値に振り回されず適切な調節のイメージに基づいた矯正度数の設定を行うことが大事。
患者さんにも、視力値より快適さが重要であることを理解してもらい、片眼で見比べる方も多くいるが、うまく対話をしながら検査をしていかなければならないと感じた。T.C
眼精疲労とものを見る距離との関係
・快適な度数は、患者に選ばせるのではなく、処方者が選択する。
・視力値よりも快適さが重要であることを理解してもらう。
・最高視力に固執する患者を育てない。
・視力値に振り回されず、快適な調節のイメージに基づいた矯正度数の設定を行うことが大切。
・矯正視力に対する意識改革が必要。
・オートレフ測定時に最も調節が入らないように心がける。
視覚から得られる情報=目が働いている
いかに過酷な状況であるか?を講義のグラフ表示でよく分かりました。
ならば、いかに疲労軽減できるのか?
その助けとなるような眼鏡処方したいと思いました。
・快適な眼鏡とするために、一つ一つの測定を丁寧に行う。
・両眼開放検査での眼鏡処方はお子さんに実施することが殆どでしたが、見づらい意識の強い方にも行ってみる。
・使用する目的とものを見る距離に応じてバランスの良い良好な矯正で、目に優しく快適な度数を選択する。
・眼精疲労とものを見る距離についてわかりやすく説明をする。
基本通りを意識して、ひとつひとつ丁寧に測定することが成功処方に通じる近道だと実感しました。K.N
眼光学基礎1のスタッフレポートはこちらをご覧ください:知っておくべき眼光学の基礎1
最高視力に固執する患者さんを育てない
◯オートレフを正しく使うことが正しく眼鏡処方するために必要。
髪の毛、瞼、睫毛で遮らないように気をつける。
マイヤーリングに乱れがないようにする。
◯マイヤーリングは瞼を上げた時に乱れる。
押し込んで歪めないように気をつける!
◯最適な度数は処方者が選択する。
「わからない」など患者さんに選ばせはない。
◯視力値よりも快適さが重要。
そのことを患者さんにも理解してもらう。
◯最高視力に固執する患者さんを育てない。
◯両眼視による距離情報が過矯正を防ぐ。
片眼ずつだと近視よりに測定してしまう。
◯両眼同時に雲霧する。(不同視がない場合)
両眼で0.5〜0.7程度に達したら片目ずつ測って調整する。
◯赤緑テストを鵜呑みにしない。
今回の講義を聞いて、すぐに取り組めることもあったので、レフをとるときは眼鏡の処方の方でなくても全員意識して綺麗に撮ることを心がけています。
特に、睫毛や瞼は今までも上げていましたが、マイヤーリングはあまり気にしたことがなかったので押し込まないように気をつけるようにしています。
コンタクトの検査などが特にですが最高視力に固執してる方が多くいるように思えます。
視力の値だけではなく、両側で見てもらった時の快適さや生活に合わせた処方を目指したいと思いました。
眼鏡処方は数をこなして経験を積んで、誰がやっても同じ度数になるようにしていきたいです。Y.S