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盲導犬連れでどこへでも行ける社会に、ビジョンサポート機器展に向けて

”盲導犬連れでどこへでも行ける社会に”
盲導犬くらぶ会報より参照

「盲導犬」の存在は広く知られているのに盲導犬同伴での受け入れ拒否は以前なくなりません。

身体障害者補助犬法が施行されて17年、障害者差別解消法も3年になりますが拒否は減るどころか増加傾向にあります。

なぜ拒否はなくならないのか?

その理由に
・盲導犬もペットと同じ
・犬=不潔 衛生上の問題
・アレルギーの人、犬嫌いの人がいる 周囲への迷惑
などがあげられます。

公衆衛生と行動管理の二つの不安から受け入れ拒否をしてしまう。と考えられます。

言い伝え①盲導犬の衛生管理
「見えないから犬の手入れや世話は無理」ユーザーは犬を清潔に保ち、感染症予防のためのワクチン接種やノミ・ダニ予防など補助犬のガイドラインに沿って健康管理を徹底しています。

だからこそ社会の中で活動が保証されているのです。ちゃんと管理ができているのか?協会では定期的に確認し年一回健康診断書の提出も求めています。

ユーザーは4週間の訓練で盲導犬の手入れの仕方を学びます。それができて初めて「盲導犬使用者証」を手にすることができるので健常者の方のご理解をお願いしたいです。

言い伝え②
「吠える、ウロウロするなど他の人の迷惑になる」
盲導犬といえども犬、施設に入れて何かあったら大変。吠える、テーブルの食事を食べてしまう、突然オシッコをするなど不安は尽きないようです。

盲導犬はむやみに吠えたり、人の食べ物に興味を持ったりしない様、パピー(子犬)の時からしつけをしています。訓練では電車や施設内でも落ち着いて待機できる様教え、人間社会の中での振る舞い方を身につけます。 こうした地道な訓練があるからこそレストランでもユーザーの足元で落ち着いていられるのです。

多くの場合、犬はテーブルの下で寝息を立てています。
排泄についても盲導犬はペットの様にどこでも気ままにすることはありません。ユーザーは時間を見て犬に排泄を促し、我慢をさせることもしません。

ユーザーが犬の行動をしっかり管理し、盲導犬はユーザーの傍らにいることで安心が得られるのです。「犬を店の外につないでおいてほしい」と言われるケースもありますが、離れることは人にとっても犬にとっても大きなストレスとなり、管理面でもマイナスにしかなりません。

受け入れ拒否の問題は新たに盲導犬取得を考える人にも影響が出ます。誰かが社会参加を阻まれていたら社会の責務としてその障害を取り除かなければならない。ーそれが障害者差別解消法が追求するバリアのない社会です。

障害者基本法は「障害者は社会の一員として社会、経済、文化あらゆる活動に参加する機会が確保されること」とうたっています。
それを具体化するのが障害者差別解消法です。差別解消法は社会にあるバリアの改善を求めています。「この施設のつくりでは視覚障害の人が困るのでは」「盲導犬の受け入れ拒否は差別になるはず」・・・。

古いものの見方をやめて新たな考え方へと私たちはシフトしなければなりません。
盲導犬連れでどこへでも行ける社会は車椅子でも高齢でも誰もが暮らしやすい社会でしょう。そんな社会を目指しましょう。

11月17日(土曜日)に開催されるビジョンサポート機器展では盲導犬もやってきてくれます。私たちがどのような関わりをすべきかぜひ、学んで見ましょう!

9月17日(火)午後の受付はご予約の方のみとなります

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