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高度管理医療機器等販売業管理者継続的研修を受講して

今年も残すところあとわずかとなって参りました。 皆様お変わりなくお過ごしのことと存じます。今回は事務の鈴木からお知らせさせていただきます。 さて、去る11月14日(土曜日)、静岡県眼科医会が主催した「高度管理医療機器等販売業管理者継続的研修」を受講して参りました。 継続的研修ということで私は毎年参加しています。 今回の講習で学んだことを簡単にご紹介させていただきます。 美容目的のコンタクトレンズ(カラコン)に関することの問題点 ・レンズ側 昨今、カラーコンタクトレンズに関するトラブルはよく耳にされていると思われます。 現在は国が承認したカラーコンタクトレンズのみが流通しているもののその素材には疑問が残る点が多々あるようです。 1つ目は低い酸素透過性:カラーコンタクトレンズの素材はヘマ素材(従来型ソフトコンタクトレンズ)というもので、シリコンレンズ(最新のコンタクトレンズ)と比べると酸素透過性は1/10まで落ちてしまいます。 酸素透過性とは酸素透過係数(Dk)という係数を使って表しますが、数字が高いほど含水率が高く、角膜上皮は十分な酸素が供給されているとき活発な細胞分裂を行います。つまり酸素透過性が低いカラーコンタクトレンズはこのような機能が抑制を受け新陳代謝が悪くなるため、角膜に障害が起こりやすい条件をつくることになります。 また、細菌感染に対する抵抗力も衰えてきます。 2つ目は硬い素材:コンタクトレンズは同じように見えますがメーカーごとにレンズのデザインは異なっています。しかし、カラーコンタクトレンズの場合はレンズのベースカーブは1つしかないのです。多くても2~3種類です。カラーコンタクトレンズメーカーの多くは、少ない種類で対応するため、ズレにくいようにBCを小さめにしています。 さらに目力効果を狙って、サイズは大きくなる傾向ににあります。大きくてBCの小さいカラーコンタクトレンズを付けると、目の中のレンズの動きが小さくなります。 その結果、タイトフィッティングしやすくなってしまうのです。タイトフィッテイングが原因でコンタクトレンズが眼球の上でうまく動かなくなってしまい、その結果目を潤う涙の流れが悪くなり角膜が酸素不足になるのです。角膜が酸素不足に陥ると、角膜内皮障害などの眼障害を引き起こします。酸素を取り入れようとして、角膜血管新生になる恐れもあります。 3つ目は色素の問題:カラーコンタクトレンズの着色部位はサンドイッチ方式になっているものが通常ですが、量販店や雑貨店で売られているカラーコンタクトレンズにはそのような製法で作られていないものが多々存在しています。 色素の組織は重金属を含んでいます。サンドイッチ方式で作られていないカラーコンタクトレンズからは色素が脱落するという問題も出ています。またそれにともなう合併症も心配になります。 ・ユーザー側 今までお話しした通り、私たちユーザーは正しい知識を持ち備えコンタクトレンズはカラーコンタクトレンズも含め「高度管理医療機器」であるという事を意識して使うようにしなくてはいけません。 カラーコンタクトレンズユーザーの様々なトラブルを背景に公的機関で積極的な取り組みを始めました。 本日はそちらをご紹介したいと思います。右下のバナーをクリックしてください。サイトにつながります。    

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