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おおるり目の健康コラム

column

目の充血について

・流行性角結膜炎
感染力が強く、昔から一般に「はやり目」と呼ばれているものです。アデノウイルスによって起こります。症状としては、充血や目やにがたくさん出て、眼痛を伴うことがあります。耳の前や顎の下にあるリンパ節が腫れることもあります。
特に小さなお子さんでは成人より症状が強く出やすいといわれています。この病気の潜伏期は約1~2週間です。最初は片目だけに発症しても、数日中にもう片目に症状が出現することがあります。通常、発症してから約1週間に病状のピークがあり、その後徐々に改善してきますが、炎症が強い場合は黒目の表面に点状の白い濁りが残ることがあります。そのために曇った感じが続く方がいます。この治療として、副腎皮質ステロイド薬の目薬を使うことがありますが、濁りが一部残ることもあります。
・咽頭結膜熱
同様に、アデノウイルスによって起こる結膜炎です。この結膜炎は、充血や目やにといった目の症状は流行性角結膜炎より軽い傾向がありますが、のどの痛みや発熱などの感冒様症状がみられます。潜伏期は1週間程度で、経過などは流行性角結膜炎と似ています。夏に流行することが多く、プールを介して子供たちの間に流行することがあることから、俗に「プール熱」と呼ばれます。
両疾患とも大変感染力が強い為、少しでも症状を感じた場合、速やかな眼科受診をお勧めします。

参考:日本眼科学会 目の病気より

2013.8.10(土曜日)診療時間変更のお知らせ

ロービジョン勉強会での学び

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