一般的な乱視は正乱視で、正乱視は角膜や水晶体のカーブが方向により違うため、屈折力が縦と横、あるいは斜めで異なり、焦点を一点に合わせることができません。主に角膜のひずみが原因ですが、近視や遠視と組み合わさって起こる場合がほとんどです。
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老視は加齢にともない必然的に生じる眼機能異常で程度の差はありますが、免れることはできません。老いは目と歯から始まると言われ、手元が見えづらいことで始まる老眼は、人間の機能的な衰えを自覚する最初の症状です。
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斜視とは、片方の目が目標と違う方向を向く場合をいい、子供の2%くらいにみられる病気です。内斜視・外斜視などの種類があり、眼の筋肉の異常や遺伝などで起こります。
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弱視とは、視覚感受性期間内に何らかの影響(先天性白内障、斜視、屈折異常、その他眼疾患等)で適切な視覚刺激を妨げられることによって、視力の発達が阻害され、生じる視力障害です。視力の良好な発達を維持するためには、こうした原因を取り除く必要があります。
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通年性(ダニ、ペットの毛等のホコリ)季節性(花粉症・春季カタル)があります。目の異物感、かゆみ、充血、眼脂(白調)時に眼瞼腫張等を主訴に受診されます。花粉症の場合には鼻炎症状も強く、先に耳鼻科へ受診される事が多い様です。年齢は乳幼児〜高齢者まで幅広く診られます。点眼は抗アレルギー剤で数日で改善してくる事が多いのですが症状が強かったり、治療の改善に乏しい時にはステロイド点眼や免疫抑制剤の点眼(特に春季カタル)を追加します。
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10才前後男児(特にアトピー体質では好発しやすい)に好発する結膜の増殖性変化を特徴とし重症化しやすい。(アレルギー性結膜炎の重症型)
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ソフトコンタクトレンズユーザーの15%程度、ハードコンタクトレンズユーザーの数%に認められ時にコンタクトのセンタリングに異常を生じます。
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眼の中でカメラのレンズに当たる組織を「水晶体」と言いますが、本来透明な「水晶体」が濁った状態が白内障です。白内障は加齢に伴うもののほか、他の病気に合併する白内障、外傷によるもの、先天性のものなどがあります。
症状には個人差があり、白内障になると必ずしも見えずづらくなるわけではありません。
水晶体の濁り方には個人差が大きく関与していて、かなりにごっていても「まったく見えづらくない」方もいらっしゃれば、にごりが軽くても「見づらい」方もいらっしゃいます。つまり高齢の方で白内障を生じても見え方に問題を感じない方もいらっしゃれば、年齢の若い方でも生活に支障を感じて手術をされる方もいらっしゃいます。
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40歳以上の有病率は5.0%で、わが国では未だ治療を受けていない緑内障患者さんが多数潜在しています。緑内障の視神経障害および視野障害は進行性で一度発症したら戻ることはできません。
緑内障では患者さんの自覚なしに障害が徐々に進行するためその早期発見と早期治療による障害の進行の阻止あるいは制御が重要です。
Quality of LifeそしてQuality of Visionを考慮した疾患の管理を長期にわたって行うようにしましょう。
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視神経に症じる炎症、変性、脱髄などで様々な原因で生じる。視力低下は軽度〜高度で急激に生じます。好発年齢は15〜50才くらいで両眼性は30%程度です。
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