色の見え方が違う理由は?(小児・大人)
色の見え方がおかしいことを色覚異常といいます。大人と子どもでは病気が異なります。
色覚異常は生まれつきのものである先天異常と成長(多くは青年から大人)してから生じてくる後天性のものとに分けられます。先天性の場合は一般に言われる色覚異常ですが後天性の場合は視神経に視神経や網膜、脈絡膜(みゃくらくまく)に病気を起こすと発症してきます。先天性色覚異常はそのほとんどが赤緑色覚異常が多く後天性色覚異常では青黄色覚異常が多いと言われています。先天性色覚異常の場合は治療はできませんが軽度のものであれば日常生活に支障はきたしません。ただし、将来職業を選択する際に一部支障が出る場合があるため進路選択の際には眼科医に相談をしましょう。後天性色覚異常の場合は視神経炎や脳腫瘍・脳梗塞など重篤な場合もあるため早めに眼科受診してください。