ものもらい(霰粒腫・麦粒腫)
概要
麦粒腫:まぶたの分泌線に細菌感染を生じたもの
霰粒腫:まぶたにしこりを生じたもの。霰粒腫は細菌感染を生じることもあります(急性霰粒腫)。年齢的には若年層に多くみられます。
原因
まぶたの分泌線がつまり、しこりができ、細菌が感染することによって発症します
症状
- まぶたが赤くなったり、腫れたりします。
- 細菌感染を生じ炎症が強くなると疼痛(いたみ)を生じてきます。
検査
細隙灯検査
細隙灯検査で診察をします。触診してしこりを探したりします。
高齢者のまぶたのしこりでは「癌」(悪性腫瘍)のこともあるため注意が必要です。
治療
点眼治療・内服処方
抗生剤の点眼、軟膏を処方します。まぶたの腫れの強い症例では内服を処方することもあります。
手術(切開)
霰粒腫のしこりは数カ月以上続くこともあるため、ケースによっては手術(切開)をしてしこりの内容物を排出します。
対策
ものもらいの出来やすい方はまぶたの分泌物がつまらないようにしたり、分泌をよくするために入浴時や睡眠前にホットタオルでまぶたを数分温めたりすると良いでしょう。
また、アイメイクは控えめにしてまつ毛の生え際の清潔を保ちましょう。